吉敷川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

シロキツネノサカズキ

2017-06-09 | Weblog
 気にかかっているが、しばらく歩いていない市内の公園へ出かける。
 他のきのこは何もなかったが、例年出るクルミタケ類似種は、今年も健在であった。
 が、時期的にはもう遅く、一個だけの個体は既に黴びていた。
 あれだけ乾燥した大地からも出ているのであった。

 さらに脚を伸ばして里山を歩く。
 山道のコケの中に、一見それとわかるクルミタケ類似種が顔を覗かせていた。まだ幼菌のようだ。
 黄色いサンコタケやクズヒトヨタケあるいはシロキツネノサカズキなどをカメラに収め、午前中で引き上げる。

 送られてきた、城川四郎著『検証 キノコ新図鑑』を見てはため息をつく。
 縁 シスチジアや側シスチジアはもとより、傘シスチジア柄シスチジアなどの検鏡図が丁寧に描かれていて、説得力があり、観察の詳細な記録ができる人がうらやましく思える。
 ただ、城川(きがわ)先生が仮称を付けられた種はまだたくさんあるはずで、それらを残らず載せて欲しかった。

 ともあれ、この図鑑は今後のわたしのきのこ観察に、きっと役立つはずである。
       「今日の写真」
       
       クルミタケ類似種 Hydnotrya sp. 偏球形の頭部の径は3cmほど。カビがついているように見える。
    
    同上 掘り上げたもの。
    
    同上 別の場所で見たもの。まだ幼菌のよう。頭部の径は1cmほど。
    
    同上 上の2種を切断した写真。
    
    アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc. 径4~5cmほど。
 
 シロキツネノサカズキ Microstoma floccosum (Schwein.) Raitv. 椀の径は4~5mm。
 
 同上 径2cmちょっとの広葉樹の朽ち木に溢れるほど出ていた。これは別の場所へ運ぶために、我家に持ち帰ったが、妻が数えたらしく、87個あった、と言う。
    
    サンコタケ Pseudocolus fusiformis (E. Fisch.) Lloyd = Pseudocolus schellenbergiae (Sumst.) A.E. Johnson 高さおおよそ4cmほど。
    
    クズヒトヨタケ Coprinopsis patouillardii (Quél. ) (ined.) = Coprinus patouillardii Quél. 傘径1cmちょっと。
      
      クロチャワンタケ Pseudoplectania nigrella (Pers.) Fuckel 傘径1cmちょっと。クロヒメチャワンタケではと思い、胞子を見たら球形で、
      まだクロチャワンタケが出ているのであった。

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