黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「秋」はアートの時間を

2017-10-13 | 日記・エッセイ・コラム

今川堤をみやこ町へ

「セイタカアワダチソウ」の思いっきり背丈を伸ばし、他を圧倒する

黄色の塊が群を抜いている。

白、ピンク色の「コスモス」も、この街道のあちこちで風に揺れている。

 ちょぴり肌寒く感じる朝晩になり、ひところよりは凌ぎやすくなった。

今朝からの少雨が道を濡らし…タイヤの音がいつもよりは響き、飛沫が

フロントを濡らす。

 車は、みやこ町の「みどり館」へ。

 秋恒例の「京都美術協会展」です。

 毎年楽しみの一つです。 作品数約50点にも。

  

 ちょうどお昼時なので 静に ゆっくり じっくりと鑑賞することができました。

 まず 毎回 清々しく 気持ちが洗われる絵

 基本に忠実で、確かな筆使いは 見る人がその絵の前に立ち止まる…

 作者名に「有益 人良竹」さん

 これで 名前(とらたけ)と読むそうです。

  「五月」 

 

 「水の流れ」

 

  「いいですね」 

  板場の料理人 包丁を使うときの顔 カウンター越しに寿司を握る顔

  銅鍋にたっぷりの菜種油、流れるように素材を入れる タイミング…

  みんな 「いい顔」しています。

   この方 お会いしたことありませんが、きっと「いい顔」していますよ。

  「この絵」を観たら。

  料理人も 画家の作品も 間違いなく その人の「心」が

  だから 感動するのでは…。    

 

 今回の展示の中では ひときわ力強い作品 

  名所「軍艦島」を題材に 版画での出品です。

  廃墟も 確かな腕の手にかかれば…ブラックホールに引き込まれそうな

  強い メッセージを発信しているようです。  作者 岡田猛彦さん

 

 

 

 がらりと雰囲気を変えて…楽しい、スピーカーから大音響のリズムが ♪♪♪…

  「うきうき」しますね。

 

 

油彩は やっぱり重厚味を 題は「鉄橋と水門」 中村正範さん

凄いですね こんなアングル を掴み取って キャンバスに沈めるなんて…

最初から狙っていたのでしょうか~水門がある川 どこにあるの?

作者の「眼」って、やっぱり 違うと思います。

  誰も気が付かないところに こそ「絵になる」と 感覚が動くのでしょうね。

普通の人なら この景色 なんとも思わないし~いや、いつも通り過ぎていくだけ。

   同色の組み合わせの妙…好きな1枚でした。

 

 

  津久井 幸太郎さん の「国分寺夕景」(豊津)

 

 

  さて この1枚の絵  どこかで見たような…

   作品名に 「三菱1号館(美術館)」と付いていました。 八並 順子さん。

 

  ガラスに映っている…そして 展覧会のタイトルが

  「レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ」

  あ~ 思い出しました。

  この6月に 私、上京の折に この 展覧会行ってきたのです。

  この美術館都心のど真ん中にあって、とっても 雰囲気のいい美術館でした。

 そして この顔は ダ・ヴィンチの<少女の頭部>

   岩窟の聖母の天使のための習作  

 

  この絵は まさに美術館に入る 手前の1本の大きな樹、そして階段です。

 

  この方も 期間中にこの場所に居たのでしょうか。

  それにしても 画家の筆って やっぱり魔法ですよ。

  どちらかと言うと、美術館の建物は 固いイメージでは?

  それが、こんな素敵な夢のある姿に 変身してしまうのですから。

もう1枚も 雰囲気のある絵です。

  先ほどの  ダヴィンチの「顔」

  この絵にも 「人」が埋め込められている? 分かりますか?

 これは 昨年の「美夜古の風」展示作品

 これにも 隠れた「人」が。

 

こうして毎回 会員の皆さんの絵を。

観る側の私たちは、思い思いが、

作者の「思い」とはかけ離れているのかもしれませんが 

自分もいっぱしの芸術家気取りになって 「●×▼◆…」と勝手三昧

「この会場の中だけでも、芸術」とは? と。

 

一生懸命、苦しみぬいて描き上げた作品を 本当にすいません!

「自分流」に楽しんでいるので ご勘弁を。

 

 

  


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