静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ トランプよ 戦争で一致団結? ≫  ≪ 残骨中の希少資源回収は死者の尊厳を傷つけるか? ≫  ≪ 非常時の首相権限強化 日本では危ない! ≫

2017-08-17 16:42:31 | トーク・ネットTalk Net
★ [FT] 危険な国になった米国 窮地の政権、紛争頼る恐れ http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H1T_W7A810C1TCR000/
・ フィナンシャルタイムズの記事は、トランプが大統領になって以来の米国で進行している様々な危機を、恐らく最も冷静且つ蓋然性の高い分析だと私は感じた。
  まず、引用記事を読まれたい。 古今東西、どの国でも指導者は内政や外交がうまく行かなくなると、国際紛争や戦闘行為を起死回生のチャンスとすべく、国民の不満を封じ込める
  効果を期待してぶ武力行動に出た。我が戦前の日本<大日本帝国>も其の典型的な実例であった。 
   同じアングロサクソンたる英国人の眼から書かれた上掲記事の視点は、欧州、ロシア、中国、日本など如何なる外国人の観察よりも核心に迫っており、現実味を帯びている。

◆ 残骨灰:横浜市売却に賛否 金属回収「違和感」 https://mainichi.jp/articles/20170817/k00/00e/040/184000c?fm=mnm
・ パソコンはじめ、携帯端末等の電子機器に含まれる希少金属の回収は国を挙げて血眼だ。 さて、焼かれた後の遺灰に潜む希少資源は、遺体にくっついていたゆえ「死者の尊厳」を
  傷つけるのではないか?  こういう観方の意見の持ち主から回収反対の声があるという。 この背景には、戦跡で遺骨を何がなんでも探し出すまでは「死」を受け入れられない習性、
  または死生観が連動しているのだろう。 <魂の永続と肉体の消滅は無関係>、これこそ仏教哲学の根幹だが、骨にこだわる心情は、もうすでに仏教とは呼べない。
   焼きもせず鳥葬に付すネパール人、インド人が遺体の灰をガンジス河に流し墓も所有しない精神と、日本人多数の遺体感覚は、ま反対であり、仏教の弔いとは無縁なのだ。

▽ 自民改憲(案) 緊急事態条項、難問に 「首相の権限強化」賛否 https://mainichi.jp/articles/20170817/ddm/005/010/058000c?fm=mnm
・ 2011年の震災が口実に使われている。だが、当時の民主党政府の福島原発事故への対応がいささか拙かったにせよ、あの時、では首相に大権が与えられていたら、何が、どう、
  違っていたというのだ?
 * 以前から言っているように、アメリカ・フランス・韓国の大統領制と比べ、三権分立が極めて不完全な日本の議院内閣制である。現在でさえ、小選挙区制と内閣府強化、官僚人事権の
   官邸独占により、安倍首相はたぶん伊藤博文いらい最強の権限をふるっている。三権分立など既に画餅に堕しているところへ、非常大権なんて、とんでもないッ!
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