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『エターナル・サンシャイン』

2005-10-31 14:33:10 | ★MOVIE-REVIEWS
『エターナル・サンシャイン』を見ました。やはりチャーリー・カウフマン(脚本)が好きです!

あらすじ。
バレンタイン直前に恋人のクレメンタインと喧嘩をしてしまったジョエル。その後仲直りしに行っても、なぜか彼女は自分のことを知らないという顔。そしてジョエルは、彼女がラクーナ社という会社に恋人の自分に関する記憶を消去してもらったと聞き、怒りに震えながらも自分もクレメンタインに関する記憶を消去してもらおうと考える。しかし思い出されるのは改めて気づかされる彼女の魅力ばかり。ラクーナ社による思い出の消去からジョエルはどうにかして逃げ回ろうとするが…。

---以下ネタバレ含む感想。

--キャストについて。
・チャーリー・カウフマンが好きーー! 傑作は『アダプテーション』であると思うけど、これもなかなかの良作。最初の混乱と中盤からの進展具合が好きなんです。これも見事に時間軸をぶった切り、最後まで見たらもう一度最初からダイジェストでニヤニヤ笑いながら追いかけたくなる作品。
・ジム・キャリーはわたし『ライアー・ライアー』や『ブルース・オールマイティ』、『トゥルーマン・ショー』しか見ていないので、こんなに地味な役柄が出来る役者だとは思っていませんでした。別人ジャン。地味で平凡な人生ながらも、幼児期や「恥」などの思い出の中で人間性が現れてくる箇所が巧かった。
・イライジャ・ウッドがアメリカ人俳優だということをやっと思い出しましたよ…。そういえば『危険な遊び』とか『ディープ・インパクト』とか出てるもんねえ。今回はジム・キャリーの恋敵役ですが、思ったよりマヌケな役じゃねえか…w まあその小物っぷりがあまり表現されていなく残念。泥棒はイクナイと思います。
・ヒロイン役ではないけど…キルスティン・ダンストが可愛かった。『スパイダーマン』と別人です。

--お話について。
ラブストーリーに絡んだ時間と記憶という観点から眺めてみてなかなか面白かった。本当にあんな手術が可能かどうかはともかく(思い出の[物]に反応する回路を追いかけていたっけ? 頭部に設置されてたR2D2みたいなのは簡単なfMRIとして…消去って回路を切断とかするのかなあ)、記憶が無くなるということ、時間が空白になるということにあたったらあんな感情になるんだろうか。凡庸で惨めな笑いを浮かべていたジョエルが、改めて気づいた大切なもの。それを守ろうと必死になる姿はいい主人公像でした。
特に注目してほしいのは受付嬢メアリー(キルスティン・ダンスト)のストーリー。わたしはむしろこっちにフォーカスして書いた話でも面白かったんじゃないかと思う。最後に顧客に秘密をばらしてしまった彼女の心境が気になる。それぞれのキャラクター像が押し付けがましくなく、とはいっても映画の雰囲気に混じりどこか薄らぼんやりとした印象の中で、彼女のストーリーは際立っていたように思います。
痛い記憶を踏まえつつも二度目の恋へ踏み出したジョエル&クレム。二度目の恋でも同じ過ちをし、別れを決めたメアリー。記憶を消去するとは、楽しかった、愛していた記憶も消えてしまうこと。それが良いことなのか悪いことなのか、どちらにしても何らかの形で前進しなければならないのだと見ている側に訴えかける、良作の映画です。

サントラも豪華ですよ。
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エターナル キルスティン・ダンスト クレメンタイン ジム・キャリー サンシャイン カウフマン 危険な遊び スパイダーマン イライジャ・ウッド トゥルーマン・ショー
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