オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

ペーパーカツ

2016-06-09 | Weblog

6/9(木) 今日の弁当は「ペーパーカツ」だが、要は紙のように薄いトンカツと云うことだ。居酒屋あたりで、ハムカツというメニューを見かけるがハムならぬ豚の生姜焼き用肉をトンカツにした次第だ。

なんでそんなものを? と訊かれれば、『先日友人のNAOKIが人形町に来てくれたが、その折に日山の前を通りかかった。弁当用に肉を買っていくからと、ちょいと彼を待たせてウインドーの中を物色。牛がつづくので今度は豚だと、肉厚のロースや薄切の生姜焼き用を検討した。その折に浮かんだのが、生姜焼き用の肉で薄いトンカツを揚げることだった。これなら小さな弁当箱の負担軽減になるかなと。」そんな次第で、ハムカツならぬ、ペーパーカツの登場となったのだ。

他には、よく熟れたトマトがあったのでこれをベースに、鶏肉、新牛蒡・新タマネギを洋風味付けにした煮物。茹でた新牛蒡とアスパラに豚バラを巻いて炒め焼き。そして定番の卵焼きと、カツ用に使ったた残りパン粉と溶き卵のお好み焼き風チジミである。

                    

ペーパーカツは、パリパリ感と肉の歯触り、味もあって狙いどおり。そうそう、揚げ物ついでに小エビも少しだがフライにしたのだ。

キャベツの千切を菜の下に敷き、揚げ物と豚巻を置いた。以上で完成!

                           

 

それにしても今朝は眠かったよ  。PCの具合が悪いとかで、家人の帰宅が夜中の三時。寝ている部屋に来なければいいものを、明日の朝が心配だから起こしてくれと言いに来た。夜中に起こされて、こっちも目覚めが心配になり目覚まし時計をセットした(これが正解だった)。その後の夢見がこれまた良くない、目覚まし時計に起こされたが、気分は今日の天気さ。蒸し暑く、雨模様と云う次第・・・・・。

昨夜の帰宅も決して早くはなかった。hOYA兄いと「高松」で飲み始めたのが午後六時過ぎ。そこから「ローカーボ」へ移動してハイボール、悪徳チャンが現れ、旧知のチーちゃんも合流した。

                            

湯煙旅の話になり、演歌ムードが漂い出した。結局、三人で「セイジュ」で昭和演歌のオンパレードとなった。修善寺温泉で唄い足りなかった分を取り返へそうとばかりにマイクを握った。未だ若いチーちゃんも「演歌縛りルール」で頑張った。

                             

これで帰ればいいのだが、そうはイカンザキ。仕上げに「ちょっぷく」へ。YAMAちゃん店長と、ヨッチャんチーフを相手にひと騒ぎした。帰り着いたのは、零時に近かったはずだ。本格的な夏もせまり、オイラの財布も衣替え。薄くなる一方だ・・・・・。

 

 ― 湯煙旅終章へ ―

一泊二日の小旅行に、終章などと云う大袈裟な言い方は如何がなものかとも思うが。ここはまぁその・・・、そう云うことでご容赦頂きたい。人形町パトロール隊としては初めての試みだったので、感動も大きい故に!

月曜日、質量ともに値段相応のバイキングの朝食を終えて宿を出たのは九時半頃だった。ホテルから道路に出る僅かな坂を下り、温泉場の方へと緩やかな登りを歩くのだが、昨夜のスナック「みんなの家」は直ぐそこに在る。その前を通り掛かった時、棟つづきのスナックの隣玄関からママさんが出てきた。

まるで我等を見送るために、一時間も前から見張っていたかのように。チップが利いたか? 。そんなこたぁねえだろうが。余談だが、昨晩の席でママさんは北海道は北見の出だと言っていた。流れ流れて、伊豆の温泉場に流れ着いたか、辿りと着いたと思いきや、「北見から、ここへ真直ぐに来た」と、力を込めて言った。根無し草、流れ者じゃないよ! と言いたかったか。

何時からだい?と、問うと「店は三十六年やっている」と応えた。一時は賑やかに繁盛した時期もあったと言い、「今はさっぱりよくないネ」と、問わずもがなことも言った。我等よりはひと回り半は年嵩と思えるママさんの紆余曲折、問わず語りを聴きたかったが、途中から客が入り聞けなかった。これが、この小旅行での心残りだ。

玄関から出来たママさんを見ると、反対側の歩道を歩いていた兄いが向こう側に渡った。何を話しているか、言っているか聞こえぬが、大方昨夜の礼に違いない。まさか後から来た女客の素性や電話番号を問うてはいまい? 男客のことは少し分っている。この前まで修善寺の旅館の板前で、伊東温泉の旅館に移って間もないこと、旅館の名は「米屋」と聞いた。

前夜、第四コーナーを廻ってから、演歌欠乏症だったオイラは「奥飛騨慕情」を熱唱し、湯煙・温泉気分を盛り上げた。つもり。すると男客が「四年程いたんだよ」と、懐かしげに言った。その時に、「腕のいい板前さんだから方々に呼ばれるのよ」と、ママさん。包丁一本晒しに巻いて、の歌のとおりに板さんは板場を変わるのが早い。この業界独特のようなものか。

その板さんが、オイラの傍にきて「ご同年配かと思いますので、宜しくお願いします。伊東のコメヤにおりますので、機会があれば是非お立ち寄りください。南伊東です」とのこと。『じゃあ、いずれ機会を作って寄らしてもらいます』と返したのだが・・・。機会が作れるといいんだが・・・、そうなれば唄の上手な板さんとカラオケかな?。- ネットで米屋を検索した。するとオイラ達が泊まった宿の3~6倍の宿泊代だった 。- ウ~ン、一週間程、酒場通いを止めなくちゃなんねぇ。ネエちゃんでも連れてった日にゃ、半月は酒断ちだぜ。

 

すっかり余談が長くなった。ママさんに手を振って、ゆるゆると温泉場へ。NAKAさんは独鈷の湯も、川沿いの小道も歩いていない。それを案内し、「修善寺」に参拝。同じホテルに宿泊してたらしい外国の人や、老人会のお年寄りに多勢に行きあった。

                            

温泉場をひとめぐりの後は、その昔訪れたことのある「菖蒲園」に向かった。年月の長さを感じたのは、菖蒲園は「虹の郷」という、一大パークに変貌していたのだ。後に、園内巡りのバスの運転手から聴いたが、虹の郷ができて26年になるとか。

着いてみて驚いたのは、菖蒲園の昔の面影はない。テーマパークそのものであった。四季折々の草花、花木があり、広場やテーマに因んだ家屋群が配置されている。一部、かつて見た菖蒲園がそのままに、山に囲まれた園内の底に残っているのを、周遊のクラシックなバスの中から見下ろすことができた。

家族連れでゆっくりすれば、一日遊んでいられそうだ。入園料は大人1200円、周遊バス400円(25分程度)、可愛い鉄道も400円である。子どもは、いづれも半額。

虹の郷から、修善寺駅まではバスで二十分程だったか。正午過ぎ、そこからまた伊豆箱根鉄道にて三島に向かった。この沿線にBARリラのマスターだった田村さんが眠る寺と墓があった。そこを訪れたのは何時だったか、秋の小雨降る午後であったように思う。原木」あるいは[伊豆新田」の駅からタクシーを使ったはずだが・・・・。

                          

そんな思いが過りながら、三十分ほどで三島駅に着いた。直ぐに下りのJR電車があり、隣の沼津に着いた。駅前のお通りを真直ぐに海に向かうと沼津港が。その港に隣接して海産物や飲食店が軒を寄せあい、凌ぎを削っている。何処に入るか、どの店がいいか、オイラ達にやぁ判らん。適当に探すのみだ。

ウロウロしているうちに、NAKAさんが「ビール飲みたい~」を連呼する。適当に入った店が「魚河岸 丸天」であった。店名どおり揚げ物から魚まで、何でも有の店だ。先ずは生ビール、肴は「イカソーメン」「生桜エビ」「イカフライ」「マグロ尾のシチュー」と魚から揚げ物と雑多な注文となった。その中で一番美味かったのは「イカフライ」言ったのはNAKAさんである。

                              

わざわざ沼津港まで足を延ばすこともなかったか、そんな思いがしないでもないが・・・・。駅から、大手町を抜ける途中でドライバーに『丹沢楽器店はまだやっているの?』訊いた。直ぐそこの右に入ったとこにありますよ、との応え。その楽器店は、仲間だったTANZAWAの実家だ。次男坊の彼は、富士市に住んでいるので兄貴が継いでいるのだろう。学生時代、二・三度店に訪ねたことがあった。

沼津の街は、変わっているようで変わっていない。そんな印象であった。尤もこの町は、三島時代以降に何度も通っている。

沼津駅から熱海へ、ここでJR東に乗り換えて一路、東京へ。路銀も尽きた、缶ハイボールを飲みながら帰るのみ。いざ、かえりなん人形町だ

                    

人形町では、旅に縁が無かった悪徳チャンが、成果を聞こうと手ぐすねを引いていることだろう。

それにしても、一様に疲れた顔をしている。喰い疲れ、唄い疲れ、飲み疲れ、移動疲れ、せっかれと云うことか、オイラに!。 ていうことは、グリーン車にして正解だった。

                              

17時半、予定どおりに人形町に辿り着いた。先ずは「こま吉」に参集して、ホッピーをやりながらの成果報告会、つづいて「ローカーボ」にて解団式となった。流石にアルコールの引き用が遅い・・・・。お疲れさんでした。

                            

 

 

 

 

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2 コメント

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よみがえる感動! (中村)
2016-06-12 10:09:16
感動がよみがえってきます^o^

女の宿の伊豆旅はサイコーでした!

オジン演歌旅がこんなに面白いとは、、

演歌のフレーズを歌い続けた2日間

アー歌謡曲だよ人生は!ですね~

スケジュール通りの行程は快適でした。


ぜひ次回の企画をやりましょう!
次回は何処へ・・・ (オヤジ)
2016-06-13 17:17:41
湯煙、修善寺への小旅行を楽しんで頂けてなによりです。次回は、何処へでもお供しますので・・・。
処で、久々の愛妻の元への帰還、さぞや歓待だったことでしょう。その疲れは?、今度の上京でゆっくり癒しましょう・・・・・。

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