13トリソミー 陽花の記録

すべての幸せが君のものであれ

難聴

2017-03-08 00:36:13 | 陽花の記録
■難聴

 10月末、点滴をはずした。誕生以来おあずけになっていた聴力検査(ABR)を受けた。結果は厳しかった。中程度以上の難聴。なるべく耳元で大きな声・音を聞かせて刺激を与えてあげてくださいと言われる。
 気管切開で声を失い、耳もよく聞こえないなんて…。さらにまだ目で物を追う様子はなく、視力は今後の検査待ち…。なぜ、陽花がこんな目にあわなければならないの!!検査結果を聞いて思わず説明してくれた先生に怒りをぶつけそうになった。久しぶりにすっかり落ち込んだ。

 その夜考えた。陽花はどんな世界に生きているのだろうと想像した。大きな音には間違いなく反応している。声はだせなかったが、時々舌を「チャッ!」と鳴らした。それをするのはとてもゴキゲンの時のようだった。私もマネをして「チャッ!」と返した。お風呂が大好きで、お湯に浸かっている時の顔は本当に「うっとり!」として気持よさそうだった。(お湯はぬるめがお好み!)
 そうだね。今ある機能や感覚を精一杯発揮すれはいいんだよね。陽花には色んなことを感じてほしい。人のぬくもりはこんなにあったかいんだ、幸せなんだって感じてほしい。あなたには分るはずだ。あなたが持てる機能の全てを発揮できるように、私たちは援助しよう。そのために今出来ることをしよう。そう思った。

 翌日、音のでるおもちゃを集めて病院に持って行った。お座りをさせたり、さすったり、耳元で歌を歌ったり、意識的に遊ぶようにした。何度かすごい満面の笑顔を見せてくれた。でももう一度同じことをしても笑ってくれない。高い笑顔だったね、陽花。こども病院に転院してから近くなっておばあちゃんが何度も会いに来てくれたね。抱っこしてもらう度に、きっとそのあったかい愛情を感じていたんだろうね。
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