ゆみこの『邁歩如猫行』

街で見かけた猫のこと、太極拳・中国武術のこと、日々の雑感を気が向いたときに書き綴ります。

出す音、引き込む音

2017-05-29 23:24:30 | 詩吟
丹田を自分の方に引き込むように回して出す声と、内から外に出すように回して出す声に質や強さの違いはあるのか。

国後島での即席民謡教室で師匠が示範したこぶしの回し方。引き込む音と、出す音とでは明確な質の違いがあった。

その話を詩吟の先生に話すと、やはり同じことを考察したことがあるとの返事。押し出す音と、引き込む音とでは同じ「あー」の音でも聞き手に伝わる印象は変わる。

丹田の使い方で変化する音の質。太極拳同様、身体は使いようである。
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記憶力のいい細胞

2017-05-28 23:02:00 | 太極拳
2週間ぶりに体育館で練習らしい練習をした。

よくヨガと瞑想が好きなウクライナ人の太極拳中間が「それぞれの細胞にはそれぞれの記憶がある」と言う。今日の練習で自分の身体に注意を向けると、確かに私の細胞にもかすかな記憶は残されてはいるようだ。

しかし細胞にも記憶力のいいのと、悪いのがあるようで、思い出せる内容や程度にばらつきがある。

それにそもそも細胞の中にはこの2週間ですっかり更新されてしまっているものもある。細胞の記憶は果たして次世代に受け継がれていくものなのか。あのウクライナ人の仲間に聞かなければ分からない。

細胞の記憶があろうと、なかろうと、出張前の身体を取り戻すにはまだ相当時間がかかりそうだと言うことだけは、こんな私でもよく分かる。
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年齢と骨格

2017-05-27 23:38:32 | 太極拳
太極拳を始めたばかりの生徒さん。膝が捻れないよう足と膝の向きを揃えるようにと言ったら、自分は膝関節が変形していて向きを合わせられないと訴えてきた。還暦を過ぎた頃から膝関節が変形し始めO脚になってきたのだそうだ。

年を取るとO脚になる人は少なくないらしい。膝にトラブルはないものの、確かに自分も日常の様々な動作の中で膝を開いて動くことが次第に増えてきたように感じ始めていた矢先。実際、そんな風に動く方が楽だったりする。

自分の実感からすると、膝が開いてくるのは膝関節単独の問題と言うよりも、身体の使い方のせいのように思える。年齢と共に、歩くのでも、しゃがむのでも、何をするにも腹に力が入らず、股関節の腱が固くなり、結果として重心の変化を膝のバネだけで対応するようになってくる。そのため膝を開いて動くことが増えるようだ。

十代、二十代は無意識にできていたことが、年を取ると意識しなければできなくなる。動きを若く見せるには、日常生活でも意識して肚に気合いを入れることが不可欠なのかも。
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女剣士

2017-05-25 23:35:18 | 太極拳
70歳を過ぎてもバリバリ現役の女剣士。居合と剣道が両方とも五段の腕前だと言うから、相当なものである。そろそろ速い動きは体に堪えるため太極拳を始めたいとやって来た。

準備運動で体をねじったり、揺すったりしていたら、「普段、使わない筋肉を使っている」と驚かれた。そして「今まで身に付けてきた身体の使い方がまるで全否定されているかのようだ」とも。

これからこの人が剣道、居合と太極拳にどんな相違点と相似点を見出だすのか、私としては興味津々である。
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合いの手は押しで

2017-05-25 00:18:25 | 詩吟
ソーラン節は、「ヤーレン ソーラン ソーラン…」で始まり、「ハイ ハイ」の合いの手の後に「鰊来たかとカモメに問えば…」と続く。

合いの手の「ハイ ハイ」を何の気なしに、むしろおざなりにやってしまったところ、師匠に即座に叱られた。前に押し出すように力強くやらなければ、次の「鰊来たかと」が出てこないのだと。

そう言われて元気に腹から合いの手の「ハイ ハイ」を言うと、自分も、一緒に唄う人たちもさらにテンションが上がって、仕舞いにはみんなで軽いトランス状態になっていった。

これまで真面目に歌ったことなどなかったソーラン節。実は人の精神状態を妙に上げる不思議な唄である。
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