灯(ともしび)

あなたの心に灯がともりますように

グリーフについて

2017年06月14日 | 新日記


グリーフについてお話ししてみようと思います。
 グリーフとは、簡単に言えば喪失によって起こる深い悲しみのことです。

 大切な人やペットとの死別以外でも、離婚、引越し、職を失くしたときなど、私たちはグリーフを経験します。

 1.グリーフは心だけではなく、体や思考にも影響を与える
 ショック、否定、怒り、後悔、深い悲しみ、不安、孤独感など、グリーフにはさまざまな感情がともないます。
 しばらくの間何も感じない人もいますし、反応は人によって異なります。

 また、グリーフは体や思考にも影響を与えます。
 物忘れが激しくなったり、物事に集中できなくなったり、体がだるく疲れやすくなったり、食欲の変化が現れたりする場合もあります。

 2.大切な人が亡くなる前から、グリーフははじまる

 実際に死別を経験する前に起こるグリーフを「アンティシパトリーグリーフ」と呼びます。

 アンティシパトリーとは「予期しての」という意味で、大切な人の死を予期して起こるグリーフのことです。
 先日、認知症の奥さんを介護している男性からこんなメッセージが届きました。

 「妻の体はここにあっても、過去の妻と別れたような悲しみがあるのです。自分の中ではすでにグリーフがはじまっていると思います」

 もし今、あなたが大切な人の死に直面し、否定や怒り、後悔などを感じ、不眠や物忘れなどの影響が出ているとしても、それは誰にとっても普通のことであり、決しておかしくなってしまったわけではありません。

 グリーフを乗り越えていくうえで近道はありませんが、特有の症状や過程を認識するだけでも、多くの人は安心できます。
 この記事は、『死に逝く人は何を想うのか』(ポプラ社)の一部を修正して引用したものです。
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2 コメント

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グリーフ (まめ)
2017-06-16 12:19:26
その通りだと思います。
人は何度もグリーフに出会うでしょう。
それは避けようが無く、年齢が上がるほどにその頻度は上がります。
そしてその対策は、未だ皆が獲得してはいません。
本人だけでは回復が難しいのだけど、他人は良く理解できない。
皆が他人事と考えないで、出来るだけ予備知識を持つことが出来たら良いと思います。
若い者は年寄りに「いつまでグジグジしてるの!」「私たちが居るじゃない」等言って理解を示さない。
年よりは余計に不甲斐ない自分を責め、家族に囲まれていても孤独を感じてしまうようです。
私は本当に独りぼっちと感じたけれど、妹から「私が居るじゃない」と言われました。実際妹は家族内で問題を抱えていて私を頼っていましたから、妹が私を大事に思ってくれているのは良く分かっています。
しかし、それとは別の孤独感、本人にしか分からない感情です。
それは、周りの人の支えを得ながら自分で解決しなければならないのだと思います。
仰るように、グリーフを知っておくことが対策だと思います。
Unknown (花)
2017-06-16 21:13:09
まめさんへ
 グリーフのさなかにいる人に、「もうその話は聞いた」「あなたの気持ち、私にもわかるよ」などと言わずに、何度でも、ただ親身に耳を傾けてほしいということです。喪失を経験した人の気持ちは、自分には想像できないという前提で話を聞いてみることが大切です。
 深い悲しみのほとりにいる人には、そっと寄り添うことも大切。声を発するのを静かに待ち、耳を傾けることです。

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