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2017-04-23 17:25:29 | 日記

小林真人 障害者の就労支援NPOを設立 岡山大学農学部特別講師 食育 ライフスタイル 講演活動

生きるということは、毎日スイッチを押したら始まるような代わり映えのない日常の連続です。とても幸せなことである反面、誰もがその日常に疑問を持つものです。ストレスを感じ、自分の人生これでよいのか?と悩んだりもします。なんとか流れを変えたい・・・そんなとき、どうしたらよいのでしょうか?


最近読んでいる本の中に「一貫性を保とうと思うな」「時には意見を変えるのがいい。恥ずかしがらずに矛盾を持つのだ」(※1)と書いてありました。今日の意見を明日また同じように持たなければならないことで、世の中が変わるというのだろうか?と。実際、矛盾がないと世の中は成り立たないのです。世にも美しい音を奏でるアーティストなのに心がやたらと激しいとか、着付けを習っているのに家ではレディ・ガガを聴いているという人がいます。そういった矛盾があるからこそ楽しいものです。



動物を飼っていると、日々思うようにならないことの連続です。それに加えてルーラルカプリ農場では、25人以上の障がい者の自立をサポートしています。いろいろな障がいを持つ方達が、一つの職場でともに働き秩序を保つためには、支援者は心を大きく持っていないとやっていけません。ある人には細かく作業を指導しながら、ある人には「あなたの顔を見るだけでも嬉しいから、朝起きたらとにかく来て」と引き籠っている人を鼓舞します。両者が一緒に働くと、トラブルになることもありますが、それでもしっかりと方向性を見据えて、さまざまな矛盾と向き合いながら幸せをめざします。ある精神障がいのスタッフは、農場内の壁に絵を描くという仕事も担っています。彼なりにプレッシャーもあり、始めるまでに半年かかりました。負担をかけずに彼のありのままを壁に表現してもらうには時間が必要でした。一般社会ではすぐに取り組むことを求められることが多いものですが、ここでは真逆のことが頻繁にあります。時間をかけることで、彼が普段スケッチブックに描いていた以上の楽しさで大きなキャンパスを彩ることができ、彼の同僚や来場者にとってもより和む場所となりました。





ぼくの口癖は「幸せならなんでもOK!」自分の子どもも、そう思って育てました。「周りを幸せに出来て、独自性があれば多少矛盾があっても、なんでもOK!」ただそれだけです。何の心配もしません。そういえば昔、教会に通っていたころ「独身時代はまったくモテなくて、家庭的な美しい女性がたくさんいるという理由だけで教会に集っていた」と話してくれた男性がいました。矛盾しているようですが、それでも結果的に、彼は愛にあふれた幸せな家庭を築いたのです。



流れを変える秘訣とは何なのでしょう?日常の繰り返しから、大きく外れてみる日が必要なのです。お気に入りの本に書かれています。



「今日はどんな失敗も許されるのだ。今日は、人生の喜びを味わう日だ」(※2)



人間誰でも、自分でも驚くような一面を秘めているものです。そんな側面を引き出してくれる機会、場所や人は本当に大切だと思います。



皆さんはどのように思われますか?





(※1)(※2)『マクトゥーブ 賢者の教え』パウロ・コエーリョ著/木下眞穂訳 角川書店から引用




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