信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

カレンダーへの思い入れ

2016年12月22日 11時34分15秒 | Weblog
毎年、10月末くらいになると決まってこれからやらなければならない義務感に
包まれる。
とても減ってしまった友人たちへの年末の贈り物はお互い健康で暮らしている証のやり取り
だから大事にしている。

今から振り返れば笑ってしまうが現役時代にお中元、お歳暮と称して玄関先に
積み上げた品物は時代の賜物だが忙しく飛び回っている身には深々と感謝している間がなかった。

時代は移り我が身も退職し仕事から離れて、そういえばお歳暮という時期もあったわねえ
と懐かしく、人生の推移をしみじみ味わっている。
最近は年々増える喪中はがきがお歳暮にとって代わり増えて来ている。

変わらぬのは部屋のカレンダーだ。
この15,6年で住まいが3回変わり部屋の間取りによってまず数が変わった。
部屋数が多ければ当然部屋ごとに飾るが、好みも変わってくる。

今の最期の家は間取りも少なく壁面が少なく窓が多いので外の景色自体が風景画になり
当然残った壁面はすっきりしたい。

新しい家にはピンを打つこともはばかられる。
来年のカレンダーも無事用意が出来て新年が迎えられる。
このカレンダーへの思い入れは、親のどちらからのDNAを継いだのか。
父親は17歳の時亡くしたから、多分母親であろうと思われる。
父親は日めくりを愛した。

時代が、物は裕福になり、親が出来なかった海外旅行も子供は何度も経験し
海外のカレンダーは必ず手に入れるようになった。

3か所しか貼れないが必ず登場するのはルナカレンダーだ。
これはもう10年以上の愛用だ。
これをしげしげと眺め月の満ち欠けは勿論、日の入り、日の出を毎日確認し
山が近く日の入りが早い地方に住むと大変便利になった。
新月や満月を都会に住んでいるときは興味もなかった。

信州へ越して、さらに伊那に移住して夜空を仰ぐ日が増えた。
空が広いためもある。
満月の日は尚更だ。
夜中に目が覚めて外が明るいのは月のせいだとネオンのない地域に住んで初めて知った。

24節気なども歳を取ると知識が増えることに感謝することの一つである。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。