信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

気温急降下

2013年04月20日 21時02分15秒 | Weblog
今夜の10時。
外では何と! 雪が降り始めている。

昨日から暖かさが消え失せたが、今朝はまさかの氷が張った。
そして、雪…。

桜もやっと咲いたのに、いつもながら珍しくなくなった、桜の花の上に雪が積もる話。
今年もまたしても、か。

今日は冬タイヤを交換し、その間に伊那へ行き文化会館で明日まで開催されている
星野富弘展に行ってきた。

     
もう30年来の星野さんの作品のファンだ。
星野さんの絵と詩には自分の人生を重ね合わせ、救われている。
若いときより年を経ていくごとに、その詩画の意味が深く理解できるようになってきた。
涙が思わず出そうになった絵があった。


2週間前に,高遠の桜を見に行った際、傍の美術館でジュデイオングの木版画の個展を見てきた。
星野さんとはジャンルが違うが日展に何回も当選している熟練者で、額だけでも何十万もするような豪華なものだ。
版画も大作で各国の首脳が持ち帰るような話が盛り込まれ、驚きながらも小市民とのずれを感じた。

道端に踏まれてもひっそりとして咲いている、ありふれた草花を題材として取り上げ
口だけで絵筆をくわえて40年近く書き続けている、つつましい作家の星野さんに、
今後も人生の師として慕い続けて行くのである。

    

 

おいしいコーヒーの淹れ方教室

2013年04月20日 19時52分37秒 | Weblog
原村の住んでいる近くに蓼科自由農園が3年前開業した。
主に春から晩秋までの間地元の農産物を売るのだが、客は遠方からくる観光客や
別荘族が主だ。
評判が良く、地産地消のレストランも開業した。
最近そのレストランで食関係の催しが行われるようになった。

今月はコーヒーの淹れ方。
自分は何年も、毎日ハンドドリップでコーヒーを飲んでいるが
自由農園で野菜を買った際、ふとチラシを見て惹かれた。
申し込んで1ヵ月はすぐに経った。



講師は伊那、塩尻方面での珈琲店を営んでいる三澤珈琲店の社長さん。
原村へ移住してからコーヒー豆のお店がないので、もう4年も前から銀座のパリウスタ珈琲を毎月取り寄せているので
おいしい淹れ方を学んでいる筈だ。
子供たちもそれぞれ自分の淹れ方を美味しいと信じている。

30年も前からまだドリップコーヒーが世間に普及していない時期に
コーヒー店を始めた講師は穏やかな人柄の分かりやすい話を進めた。
コーヒー通が生徒の中に多い為か、質問がかなり多い。
その後は実際にグループに分かれ種々の銘柄を講師の教えどうりに実技をした。



飲んでみるとどのグループのものもアクがなく雑味もなく、変な苦味もなくこれまで感じることもなかった
すっきりとした味で、もしかしたら珈琲店で時間が経ったものを飲むより美味しいかもしれない。

淹れ方がこれまで行なっていたものと全部違っているし、周囲の受講者も適当にやっていたのねと誰もが口々に言う。
毎日のことは舌が慣れてしまい、美味しいとずっと思い込んでいたが、日常に埋もれ慣れてしまっていたのだ。
慣れているものを振り返ってみるとまた新しい学習ができるものだ。

今日復習して教え通りに淹れたら、やっぱりおいしいのは間違いなかった。