信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

幸せな秋日和

2011年10月16日 23時09分08秒 | Weblog
昨日は貴重な休日というのに、朝から大雨で屋根を打つ音がまるで台風のような降り方である。
予約していた犬たちのトリミングの日なので渋々大雨の中を車に乗せて向かったが、途中の川は
茶色の濁流でゾッとした。

翌日、朝から何だか空気が違う。
このところ朝起きるとストーブ無しでは朝の支度が進まず、もわ~とした温かい台所にヤル気がでた。
それにしても肌に感じる温かさはまるで春の桜が咲くときのような心地良さだ。
このところ職場では合い言葉になっていた冷えるわね~は一体どこへ行ったのだろう。

疑っていても仕方がない、昨日の雨の日を取り返そうと家の中と外を行ったり来たりして
ノルマを片付ける。
温かいと体がよく動き、実に2日分はゆうに働き夕方八ヶ岳が夕焼けに染まり、
秋の紅葉に変わっているのが目に入った。
空が澄んでいないと山々はカラマツが紅葉しているのまでなかなか見定められない。

昨年は素晴らしい秋景色に感動しながら毎日通勤したが、今年は少し
遅れているようだ。
今日は先日出かけた大鹿村の秋の歌舞伎が催されている。
原田芳雄が大鹿村騒動記の映画を撮り終えた後亡くなり、その追悼のため30日の日曜日にもう一度
映画の中の同じ演目を追悼公演で行うと報道された。

評判を呼んで朝番号札が配られるそうだが、なんと現地で7時だそうだ。
ここから行くには5時出発になる。
村の歌舞伎大ファンが大勢おり、普段静かな大鹿村は車が朝っぱらから押し寄せてくる。
それこそ大鹿村騒動記であろう。

畑で農作業をしながら、ブルーベリーの木々が真っ赤に色づき、蕪の間引きをしながら 
たった1日であろう、暖かな日差しのなか花園と化した花壇に幸せを貰った。