ブログ仙岩

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震災記録書「大和田ノート」

2016-10-12 13:10:47 | エッセイ
大石邦子さんの「風のあとさき」に、ラジオ福島でお馴染みフリーアナウンサー大和田新さんの「大和田ノート」が先月出版された。この本は、震災から5年3か月、多くの人の涙と無念さから生まれた。

大和田さんから沢山のメールが届くようになった。燃えくすぶる上を歩いて「足が焼けるよ!」、現実も知らないで何を言うと怒鳴られたと・・・。以来、大和田さんは現場主義に徹したという。

6度目の花が咲いても帰れない町、砂浜にうずもれたピアノの写真、瓦礫と化したパトカーの前で合掌する上官、墓碑銘は父母妹、両親と幼い二人の子供を亡くした父親の写真もあった。

自らを省みず何人もの命を救い、遺体となって上がった男子高校生「早く帰ってこい 雄太」など、PCに「大和田ノート」として保存、6000通にも及ぶ。今回の出版で書名を「大和田ノート」と勧めた魂の記録である。

また、昨日は、震災5年7か月、いわき市勿来火力発電所の北、岩間で一斉捜索している映像が流れた。捜索前に海に向かって合掌し、波消しブロックなどを探し続けていた。今も行方不明者4人がおり、その一人に私の知人のおじいちゃんもいる。

やはり、震災の記録は知った者の使命でもある。過去帳に載った姪の名を11日に見て安らかにとお祈りした。
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