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「若者たちを過労死から救いたい」西垣迪世さんのお話

2017-06-17 08:09:42 | エッセイ
6/17今朝、明日へのことばアンコール「若者たちを過労死から救いたい」兵庫過労死を考える家族の会西垣迪世さんのお話を聞いた。

2014年に過労死防止法が施行されても、過労死は減っていない現実。大手広告会社の新入社員女性の自殺は過労死労災と認定され社会問題になっている。西垣さんの一人息子、システムエンジニアだった和哉(27)さんは2006年1月過労のうつ病、治療薬を過剰に摂取して亡くなった。

異変が起きたという連絡を受けたのは高校で授業をしている最中に、連絡をもらい、新幹線がホームに入ってきたときに、病院の先生から心肺蘇生を長時間やっているが駄目だという事で、中止していいかという事だった。止めないで何とか息子を助けてほしいと言う事で新幹線に乗りました。残念ながら息子は警察に行っていて、警察の遺体安置所で息子の冷たい遺体と対面しました。

専門学校で習得したパソコンが得意だったシステムエンジニアで富士通の子会社、システム開発会社で、希望して入社、母一人、子一人でした。所属した所が地デジを開発するところで、入社2年目での民放企業のプロジェクトでした。2003年12月1日に地デジがスタート、顧客に見せてから色々な注文がでてくるが、納期は変えられないので寝る間を惜しんで作り上げないといけないという事で追い込まれての過労死とわかった。

労災が認定されず、認めさせるために東京地裁に裁判を起し、5カ月平均で87時間 一定の期間を取ったら1か月150時間以上の長時間労働があった。深夜はもちろん、早朝まで仕事をしている状況で、きつい時には一晩徹夜をして30分休んで9時に出勤した後、午後10時ぐらいまで連続37時間勤務。息子は机に突っ伏して朝まで寝たり、友人はパイプ椅子3つ並べて寝たり、女性も段ボールを床に敷いて仮眠、ソファーもあるが若い子は使えなかった。長時間労働の証拠がでてきて、タイムカードにない部分、休憩時間さえもまともに休んでいない、タイムカード以上の長時間労働と鬱病との因果関係が認められた。

息子は自死とはっきりしていないが、うつ病と死亡との関連が裁判で労働災害だと認められた。同期入社74人体調不良,鬱状態だったと言う風に同僚が言っていた。しかし会社側の反論は全員ではないと、74人中6人に1人、12人がメンタル不調の為の1か月以上の休職退職者だと反論した。

過労死は、病死と自死があり、過労死が発症した以前1か月の時間外労働が100時間を超す場合、発症前2~6カ月で平均が80時間を超す場合、これが過労死ラインと言われる。精神障害の場合は時間は同じではないが、時間も参考にして判断される。

プロジェクトに入った2カ月後に父が亡くなった時に葬儀のために息子が帰ってきたが、一眠りさせてほしいと言って眠ったが、お通夜の時間に起きれなかったので、これは尋常ではないと思った。辛い状況をブログに綴っていた。2004年10月8日 プロジェクトの忙しさを記載、3連休も2日は確実につぶれる、22時にパソコン電源を切るが 今日は早いなというふうに記載。2004年10月13日 今日も普通に23時まで仕事、本格的に疲れてきた。土曜は病院、日曜は情報処理試験。2005年 2回目の鬱が始まったこと、徹夜をして朝7時に帰って来ていることなどを記している。2006年1月10日(亡くなる2週間前) 欝っぽいこと、自分には存在価値が無い、これから先生きてゆく自信が全くありません、寝ることすら恐怖感があるんです、最近。鬱病記録のつもりでブログとして日記を残したが、全く治ってゆく気配が無く悪化して行き、出口が判らない状況になって、こんなことならブログを書くんじゃなかったと、息子の絶望感、苦しかったと思います。2004年12月28日 母親と23時30分落ち合った。俺が死んだら悲しむんだろうなあ。最悪な親不幸は承知しています。何かもう終わっています。と書いていた。
神戸から会うために出てきたが8時に落ち合う約束、息子がカラオケに行こうと言って、怒鳴る様に歌いストレスを発散したいのかと思ったが、 親には本当のしんどいところを言えず、心配をかけるのでたまらない気持だった。

察知は大変難しいことだと思います。あとで分かったことで、睡眠不足なのに、うつ病の処方箋がわるかったようです。

健康な人でも睡眠がきっちり保証されずに休息時間が無いと、どんな人間でも鬱病になり得ると医者も言っています。
貴方一人ではない、貴方一人のせいでもない、周りの人に相談して、貴方の状況を何とか改善して息子の様なことにならない様に周りの方を悲しませないようにお願いします。





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