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それでも私がここで働くその理由 第3話

2017-05-12 07:46:17 | ノンフィクションストーリー
黒田は私より9つ年下の大学生と高校生の子供を持つ人だった。
ご主人と姑さんとで4人暮らしらしい。長女は県外の大学の寮に入っているそうだ。
こういうプライベートな話も後に何ヶ月もかけて黒田さんから聞くことができたのだけれど。

私は7年前に主人を病気で亡くし、娘と息子はそれぞれ家庭を持ったりなんかの事情で家から出ているので私は一人暮らし。娘も息子も私の家から近い所に住んでいるのでしょっちゅう行き来はしている。

と黒田さんにもこのように話していた。

先輩方からの研修を受ける時期の毎日の午後、彼女と勤務時間が重なることは前記したが、その「重なる」時間帯がおかしい。
私は笑いたくて仕方がなくなる。彼女の何が可笑しいのか分からないまま、彼女の言動が可笑しくて仕方がない。
可愛いとも言えるような天然ボケ。
声も可愛い。
そしてホワ〜ンとしていてメルヘンチックな感じの人なんだと思い私は接し始めた。

先輩方からの指導アドバイスはわりと厳しい事も言われたり納得できる説明がついていたりしてこのような仕事が初めての私は目から鱗の毎日だった。黒田と並んで先輩の話をメモに取ったりしていた。実践(実際にかかってくる電話に出て担当部署に繋ぐ)も毎日した。
電話でつい言いがちな「お待ちください」を言ってはいけないと言われても言われても私も黒田もなかなかなおらなかった。

そうこうして2週間経ち、私は以前から・・・面接を受ける前から決まっていた家族旅行で沖縄に行く日が近づいてきた。
「もうしわけありません。前から決めていたので」と話すと黒田は
「私に黒糖を買ってきて〜!体に良いから家族みんなで食べてるの」と私に言った。

黒糖...家族みんなで食べるような量、そしてそれはお土産として頼んでいるのか?そのお代は払うから
というのならば別に土産も買わなければならない。
でも黒田に聞けなかった。今から一緒に2人きりで仕事をしていく相手に気を使って聞けなかった。
沖縄では黒糖を2キロ、そして彼女にお土産も用意した。

私が旅行から帰ると先輩方が退職されるのと入れ違いになってしまうことが前以て分かっていた。
私は先輩方にもお土産を渡したかったし長年この仕事を続けてこられてお疲れ様でしたの気持ちを込めてお疲れ様会を開いてあげようと黒田に話していた。
この会を開くことは決定していたが日時と場所が未定のままだったので「私はみんなに合わせることができるから、先輩方と相談して日にちと場所を決めておいてね」と言い残して沖縄に出たのだった。

帰って職場に行くと黒田は
「先輩たちみんな忙しくて日にちが合わないからお疲れ様会はやらないことになったよ」と。
まあ仕方がない。お土産だけでも渡したいと、メモしておいた先輩の連絡先に電話をかけて職場に取りに来てもらうことにした。

この第3話の中にも黒田の【 私が思っている障害 】の症状が二ヶ所すでに出ていることに気づくのに1年以上かかる。

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