目前の80

まだかもうか

今後の理想だった隣人

2017年05月12日 | ほう、へーな話
90歳でひとりぐらし。たまにスーパーへ買い物にいっていた。

出会うと声を掛け合う。長話ではない。

しんどい?      うん、しいどい。

がんばれそう?    うん、あそこで死ぬつもりや。

SOSだったら、夜中でもデンワしてな。   ありがとう。

だいたいそういう話をかわしていた。

人中にも出ず、立ち話もしない。ツッケンドンで、まあツッパり老人とでもいうのだろうか。

養老院をいやがり、一人で暮らし、一人で死ぬと決めていたもようであった。

が、彼女には子供がいた。

きのう、彼女の部屋が空き部屋になった。

子供にひきとられたか、たぶん養老院にいかされたのだろう。

うちの父もそうだった。養老院を極度にいやがりひとりでくらしたがっていた。

が、子供たちが寄ってたかって無理やりだまして養老院へいれた。

子供からすれば、90歳の親にマンションでひとり暮らしをされるのは迷惑であった。

親の気持ちもわかるし、子供の気持ちも体験した。

老いると、子供にこうして意思を阻まれなければならないのを、老人は覚悟しないといけない。
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