どこまで行けるか80歳

崖から突き落とし。這い上がれるのか

負けたなあ。

2017年12月04日 | 病を斜めから見る
妹の逆襲のあと、私は胃が痛い毎日をすごす。

妹への憎悪、自分への後悔、これからのこと、なによりも整理できない感情に嘔吐をくりかえす。

が、妹はどうだろう。すべてをぶっ壊して晴れ晴れとしている。

集まったメンタルサポーターを前に「何か問題が?」といった風情だ。

何も覚えていないのか、思い出したくないのか全くそ知らぬ顔でいる。

困惑顔の私にはサポーターからの励まし。

ああ、励ましはもうイラン。励まされたくない。

ちょっと見は私のほうが病人である。

訴えるあいてもないまま友人に妹のブチギレシーンを語ると、ひとこと「情景が眼に見える」といった。

そうか、この人もブチキレられた経験者だった。

暴力夫から子供を守り、夜逃げを繰り返し十数年という兵だ。

人生の中でいつ、どんな苦労に遭遇するか、みな違うものである。

彼女いわく、ハラたつやろケド、かんにんしてやり。

大阪弁とはやさしいことばである。