どこまで行けるか80歳

崖から突き落とし。這い上がれるのか

ちょっと負けてるかも。

2017年04月05日 | 楽しい後期高齢生活のために
夜おそい電車で立っている。

するとやはり座れなかった人が話しかけてきた。外国の女性である。

若い人元気ダカら座るの、早いデス。

思わずわらった。そういえばそのとおりだが。

自分が若い頃、仕事で帰りにはくたくただった。

むしろこんな遅い時間になぜ年寄りがうろうろして、とおもっていたものだ。

だから今は、ごめんなさいと引け目である。

が、外国婦人は当然年寄りには席を譲りなさいとおもっているようだ。

私はつかまっていた手すりをいっしょにどうぞと譲った。

そこから話がはずんでしまう。

家で待っている飼い犬のはなし。逃げた夫のこと。いまも仕事は現役であること。

近所にすむ日本人は近所付き合いをなぜいやがるのか。祖国のおいしいケーキのつくりかた。

でるはでるは、世界情勢から世界4大悪大統領列挙。

わたし、あぜんとしつつも頷くことばかり。

わかれるときにはすんでのところで名前と住所と電話番号を教えてしまいそうになった。

言うこともはっきりしていて、豪快で気持ちがいい。

最近の日本女性もそういう人はふえたが、歯切れのよさと、明るさは一味ちがうみたい。

同じ年かもしれない。ちょっと負けてたかも。