日々是好日なり

写真と言葉で綴る〜自分らしい暮らし〜

介護タクシー サンリッチ小金原 その17

2017-03-27 14:19:37 | 日記
80歳代のご夫婦。ご主人は小柄でもの静か。やや歩行困難で軽い認知症がある。奥様は逆に体格も良くしっかりした方だ。整骨院と神経内科の通院にご利用いただいている。ご主人はデイサービスとショートステイをご利用されているが、奥様は「それでもストレスが溜りこっちがおかしくなる」と不満を語る。気持ちは分かるが、ご主人の前で語るのではご主人の立つ瀬が無かろうに。同じ男としては「何かなア」辛くなる。「ガンバレご主人」と心で応援。そして、孫に「君も男だぞ」とささやく。

アリス 2

2017-03-14 20:46:55 | 日記
アリスの息が止まり、体を拭いた後にダンボールで出来た棺にゆったりと納めた。花を添え、体の上にはシートを掛け、その場を去ろうとした時、ダンボールを尾っぽで叩く音が3回した。「トン、トン、トン」。「あれ、生き返ったか」と思いダンボールの中を覗いたが、体は横たわったままだった。部屋には誰も居ない。だが、比較的大きな音がハッキリと聞こえた。「ここに居るぞ」って、アリスが叩いたのだろうか。不思議である。

アリス

2017-03-05 18:00:17 | 日記
キャバリア3兄妹のアリスが3月4日に息を引き取った。15歳2ヵ月だった。ポワロが13歳11ヵ月で既に亡くなっており、残っているのはマイロだけとなった。アリスは兄妹の中で一番小さく生まれ、オッパイを飲むのに何時も兄妹間競争に負け必死だった。大きくなってからは、一番先にエサを食べ終え、遅いマイロの分を奪い取っていた。いつも一生懸命だった姿が残っている。天国には妻もポワロも先に行っているから淋しくはないだろう。「私が行くまで待ってろや」。(写真の左からマイロ、ポワロ、アリス)