マウンテン ロッジの 2日間

このホテルの窓の下まで、野生動物が遊びにくる。餌付けされていて人を
恐れない。ちょっとサービス過剰に思うが。

ここち良い疲れが眠りを誘う。樹木と星屑達や静寂の中で身体を伸ばし深い
眠りに着いた。朝は気持ち良く目覚め、窓を開け深呼吸。

バスが進むにつれ深い樹林に覆われきた。目の中に入ってくる、木々や植物
は、今迄観たこともない珍しい植物が多い。その植物の一つ、シダはやたらに
大きい、ユウカリの樹はそんなに伸びて、どうするの、と思うほど生き生き
のびのびと育っている。

でも、自然は厳しく乾季が続くと、ユウカリの樹に含まれる油脂が燃えやす
くなり、山火事の跡が黒い燃えカスを残していた。
一度山火事が発生すると、なすすべが無く、何日間も燃え続け、自然鎮火
するまで、山を燃えつくしてしまう。

12月９日

ホテルの周りに池がある。早朝の池の表面に白いモヤがかかっていた。
この地は雨が多く晴れの日が年間３４日間位しかない、と言われている所だが、
今日は気持ちの良い快晴だった。旅行中、お天気に恵まれていた。

これから旅のハイライト、待望のクレイドル山麓のタブ湖の周りを２時間かけ
ハイキング。湖水の水面に映るクレイドル山が、遠い日本から、よく来たね。
ゆっくり楽しんで帰ってね。と声を掛けてるような気がして、足の運びも
軽やかだった。

湖水の周辺は、数多くのワイルドフラワーや高山植物の宝庫。その一つ一つの
植物の特性や生い立ちをガイドのひとみさんが説明をしてくれた。❤　明日に続く。