北野進の活動日記

珠洲市議としての活動報告。志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

きれいな水といのちを守る合成洗剤追放全国集会in金沢

2016-10-08 | 活動報告
金沢市内で開催された「きれいな水といのちを守る合成洗剤追放第34回全国集会」に参加。

   

開会のあいさつをする金沢実行委員会委員長の山本由起子金沢市議。

この集会がスタートしたのは1974年とのこと。
日本が高度経済成長を続け、河川や湖沼、大気汚染が大きな社会問題になっていた頃である。
市民と労働組合、消費者団体が一体となって取り組む、当時としては画期的、現在でも運動の手本となるような貴重な取り組みが積み重ねられてきた。
かつての公害は、こうした運動もあり、様々な規制が強化され克服されてきた。
その一方で複雑化する化学物質は暮らしや健康に様々な影響を及ぼしているが、その因果関係が不明なため、規制が及ばない、あるいは大きく後手後手の対応となっている。今日の参加者の中にも化学物質過敏症の人が何人もいて、あらためて深刻な課題だと実感。普段、苦痛を感じていても周囲に意思表示することすら難しいとのこと。
合成洗剤も、有害な洗剤は追放され、品質表示も改善されるなど、一定の運動の成果はあるが、エコ製品の名のもとに新たな化学物質が多用され、有害性はむしろ増大しているとのこと。
また、昨今の公共サービス民営化の流れが水道事業にも及ぼうとしていることにも危機感が示された。
そして、水を巡る今日の最大の問題は福島第一原発からの汚染水問題。

   

今日の全体集会のメインは元京大原子炉原子炉実験所助教の小出裕章さん。
3.11前にはプルサーマル反対の講演で金沢に来てもらったが、3.11後、県内での講演は初めてだったような。

演題は「脱原発と水環境」
政治的な収束宣言や復興の掛け声が一段と高まっているが、法的にはいまだ「原子力緊急事態」は解除されていないし、される目途も全く立っていない。いまだに福島県内東半分や栃木県や群馬県お北半分など放射能が拡散した広大な地域が放射線管理区域並みやそれ以上の放射線レベルという現実を指摘。
そして今もコントロールされていない汚染水で環境中に大量のセシウムが放出され続けている。
特にトリチウム(三重水素)は除去不可能で、いずれ三重水素が大量に含まれる汚染水タンクの地下水も海洋に放出せざるをないのではないかと厳しい見通しを示し、究極の環境汚染だと批判する。
小出さんはこれまでも京大原子炉実験所6人衆の一人として脱原発社会の実現に全力を尽くしてこられたが、事故後、原発を許してきた責任世代として、従来にも増して脱原発の必要性を精力的に発信している。
これからの時代を生きる子どもたちの被ばくは回避しなければならないという信念に専門家としての知識と長年運動の中に身を置いてきた知恵が加わり、一言一言に重みと説得力がある。
事故から5年7カ月が経過しようとしているが、小出さんの後を及ばずながらも少しでも追い続けなければとの思いをあらためて強くした講演だった。

   

続いて開催地からの特別報告は河北潟湖沼研究所の高橋久理事長。
河北潟の歴史や環境を実にわかりやすく解説し、そして近年の河北潟の水環境の再生に向けた実に多様な取り組みを紹介してくれた。
身近なところにこんな素晴らしい実践があったとは、と脱帽。

   

夜は全国から参加された皆さんとの交流会。
小出さんと参加した自治体議員で記念写真。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

金沢へ走る途中、のと里山海道の横田―徳田大津間が事故のため通行止め。
すぐにラジオをつけると緑丘中野球部生徒が乗ったマイクロバスが事故に遭い、生徒が亡くなったとのニュースが流れる。
今日は多くの珠洲市民同様、私も沈痛な思いに包まれた一日となった。

亡くなられた2人のご冥福を心からお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
また、ケガをされた皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い回復をお祈りします。
ジャンル:
環境
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 決算委員会傍聴 | トップ | フィールドワーク「金澤水道... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。