昨日8月31日は、将来『アトピー撲滅の記念日』と制定されるかも知れません。
滋賀県大津市の竹林ウイメンズクリニック様で『出産前からアトピー予防』という主旨の講演会を開催して頂き、大変好評でした。
この新しい動きが、日本中の産婦人科に広がることを心から願っています。
昨日の講演のダイジェスト版はこちらです→アトピー予防のビデオ
昨日8月31日は、将来『アトピー撲滅の記念日』と制定されるかも知れません。
滋賀県大津市の竹林ウイメンズクリニック様で『出産前からアトピー予防』という主旨の講演会を開催して頂き、大変好評でした。
この新しい動きが、日本中の産婦人科に広がることを心から願っています。
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今回からは「小児アトピー性皮膚炎の原因と治療」をテーマに記事を連載いたします。今後の連載予定について(実際には書いていく中で変更があると思いますが)現時点での構想を列挙させて頂きます。
1) アトピー・アレルギーは血液の病気です|アトピー性皮膚炎についてその原因が血液の異常であることを明言しているウエブ記事が意外に少ないことに気がつき ました。アトピー・アレルギー疾患は、白血球のうち、Th2細胞とTh1細胞と呼ばれる免疫を調節するリンパ球の機能異常が原因であるから、単に皮膚だけ に作用するステロイド外用薬や、スキンケアのみでは根本的な治療にはなっていません。この点の誤解が多くの患者さんを苦しめ、またステロイド拒否や、脱軟 膏・脱ステロイドと言った本筋ではない治療方への転換に、アトピー患者さん達の足を向けさせ、結果的には治療の足かせとなっている理由だと思います。この 点について、私の考えをしっかりと書いていこうと思います。
2)ステロイド外用とスキンケアについて|アトピーのスキンケアについて実際 に患者さんを治しながら書いているウエブ記事は殆どなくて、目先の変わった製品や、安価な原材料で作った粗悪なスキンケア製品を勧めていたり、また粗悪な スキンケア製品を高価格で売りつけようとするウエブサイトが実に多いと思います。さらに最悪なのは、医師免許も持っていない方が、「こうやってアトピーを 治した」と、自己流の治療方法を売りつけている「偽医者行為」も横行しています。この点について、実際にアトピー患者さんを治療しながら、アトピー性皮膚 炎の肌がどのようにスキンケアに反応するのか、25年間に亘って重症アトピー患者さんを治癒しながら、私が実際に経験して考えてきたことを書いていこうと 思います。
3)アトピー性皮膚炎の原因治療は不可能なのか?|アトピー性皮膚炎について免疫機能の異常を根本的に治療することは不可能な のでしょうか?この点が多くの重症患者さんが一番関心があって、知りたい部分だと思います。実際のところ、成長した後まで重症のアトピー性皮膚炎に苦しむ 患者さんには、現代医学はまだ「根本的な治療方法」を提供できていません。だからといって古くから有る古典医学が、過去100年で急激に増加した「現代 病」であるアトピー性皮膚炎に対応できる訳でもありません。アトピー性皮膚炎を漢方薬で治すというのは、実に確実性の低い「思いつきと試行錯誤」の治療に なります。この点について、多くの重症アトピー患者さんを実際に治しながら、私が経験したことを集約していこうと思います。
4)アトピー 性皮膚炎には予防にまさる治療は無い|アトピー性皮膚炎は乳幼児期であれば比較的簡単に完治させることが出来ます。検査漬け・薬漬けの医療ではなく、発病 を予防し、病気の進行を止め、血液の白血球のうち、Th2細胞とTh1細胞と呼ばれる免疫を調節するリンパ球の機能異常が進行するのを食い止めることで、 発病を阻止して完治させることが、3歳までであれば可能だと私は考えています。そのためには何をすれば良いのか、通院しなくても家庭で出来ることはあるの か?この点について、最新の医学情報を元に書いていこうと思います。
5)子どもをアトピー性皮膚炎と決めつける前に|私のクリニックに、 「他院でアトピーですと診断されて治らない」と来る方の半数以上は、驚いたことに前の先生が皮膚感染症をアトピー性皮膚炎と誤診しているケースです。じっ くり診ないでアトピーと決めつけて、プロトピックやステロイドの外用剤で治療する前に、「感染症がないかどうか?」 疑うこと、アトピーが治らない方にも この点を再確認することが大切ですね。この事が、現在の「アトピー治療の混乱」の最大の原因の一つだと思います。感染原因として一番多いのがマラセチアや 白癬菌などの真菌感染症です。次に多いのが、ヘルペスウイルス属、1型もありますが大半はおそらくは8型や亜種だろうと思います。日常よく見る伝染性軟属 腫や、ブドウ球菌や連鎖球菌の細菌感染症を見落とす医師は論外ですが、不幸なことに、ごく稀にこのレベルの誤診をされている場合もあります。
難治性患者さんの半数近くが、間違って「自分はアトピー性皮膚炎だと」信じ込んでいます。多くの方の幸せのために、「感染症の混入を排除すること」について、医師にとって耳の痛い話を敢えて書いていこうと思います。
内容が濃く書くべき事が多い分野なので、長期の連載になると思います。今すぐ結論が欲しい方には申し訳ないと感じていますが、簡単に書ききれない内容ですので、どうかゆっくり気長にお付き合い下さい。
私が発明したアトピーを撃退するベストトリム乳酸菌(ビフィズス菌+アシドフィルス菌)は、国内で唯一、『アトピー性皮膚炎を防ぐ保健食品』の特許を取得しています。特許の取れない他の製品とは全く異なるレベルの、ブレーベ菌を1包に200億個含む乳酸菌食品です。