萌黄の鳥

短歌を通しての交流

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

サイドミラーを閉じて愛車は

2015-12-15 20:49:14 | Weblog







    写真は、しぶ柿が手に入り干し柿にしました~!
お正月が食べごろです。


教習所バイク二輪だけ残して普通免許を返納にしたいと言った筈なのに、更新の手続きに最寄りの
警察へ行ったらなんとそんな場合は自分で車に乗らなければいいんですって、、。
そんな訳で今回返納はお預けとなった。
思えば昭和40年、苦労してとった免許証なので捨てるのが惜しかったし返納に迷いも
あったからまずはよかったかなと思う。
女性がそんなに乗らなかった時代に免許取得。同級生の男の子からなんで免許取るんだと
聞かれたっけ、、。「乗るからに決まっているやろ、、」と答えたが今思うとなんで
そんな当たり前のことを聞いて来たんだろうと思う。
それほど女性が免許取ることがめずらしかった時代だったのだ。

昭和のはじめ新婚の父が教えて母が自転車一番乗りだったことを知って刺激されたのだ。
私はというと地域で女性3番目、ちょっとそれが残念だったけど、、。
別の会社の女子と3人で教習所へ通ったっけ、、。
勤務中の教習所通いなんて恵まれていたんだろう。
というわけで1の歌は早とちりの歌です。


1. 免許証返し来し日のガレージにサイドミラーを閉じて愛車は

2. ゴールドの運転免許届きたる乗らない五年の代償として

3. 目撃者情報求むの看板が黄葉に変わる舗道を動かず



 ありさ・ささきのりこ


      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

 立冬の森に獣のごと音立てて 

2015-12-11 13:40:18 | Weblog
 
立冬の森に獣のごと音立ててくぬぎの葉っぱ踏みくるは誰

嘘もまた技法のひとつ祇王寺に真っ赤なもみじ敷き詰められ

麻布にプリントされし「ゲルニカ」が皺伸ばさるる熱きアイロンに 

ラベンダーの香りに包まれ眠る夜の夢すべからず身に叶うべし

太陽が丘総合運動公園で遊んできました。
我が家から10分もかからないのです。
陸上、サッカー場、野球場の回りに豊かな森林があり
野鳥がいっぱい。以下とれとれの写真ご覧あれ、、!


















ありさ・ささきのりこ


      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/





コメント (3)
この記事をはてなブックマークに追加

山城地方、秘寺巡り

2015-12-01 18:48:59 | Weblog
    
    

    
    

京都の紅葉巡りも大方行き尽したので人ごみを避けて山城地方秘寺めぐりと
名打って出掛けた。
目的地は普賢寺だったのだが電車の都合でまず一休寺へ。鎌倉時代の創建のこの
寺はおなじみの一休さんの修業した寺。それにしては小じんまりいているが案外
格式のある寺のようだ。それもそのはず宮内庁管轄だった。
そのあと名のない楠の大樹の寺にお参りして帰った。

この後、最初の目的地同志社大学近くの普賢寺へ回ろうと思ったがやめた。
奈良を観光する注意点は絶対欲張らないこと。一回に1ヶ所かせいぜい2ヶ所までで
終わりにしないとひどい目に逢う。かつて奈良へいったとき何回も失敗している。
吉野でも、かつて女人禁制だった室生寺でも、紅葉の寺の正歴寺でも、、。
数えあげればきりがない。
ここは京都の南の山城地方で奈良でないが不便ということではいっしょだろう。
それに今日は女友達ではなく夫なのだ。夫といっしょのときは気を付けた方がいい。
お互い疲れてくると碌な結末にしかならないからだ。
甘いお餅入りぜんざい食べてお開きとする。
その点女友達は元気で、その上欲張りだから無理しても笑い話で終わるから
気楽だが、、。(笑)
今水甕大会という大きな仕事を抱えているのでその気になれないが
終わったら友達誘おうっと、、。



 ありさ・ささきのりこ


      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

鞍馬の紅葉もわずかに色づきました。

2015-11-03 10:51:17 | Weblog
    






 





11月2日紅葉にはまだ早い鞍馬山を散策。
夕べからの雨で暗い杉の間から霧の晴れゆくさまは幻想的だ。
「近くて遠いは鞍馬のつづれ織」清少納言も言ったこのだらだら坂、
ケーブルをあてにしていたが生憎修理中とのことで歩く羽目になる。
雨にぬれすべりやすいが人影は途切れることなくつづく。
喧噪の街中を逃れるには丁度心地良い。
日ごろは親子でキャンプにあけくれている孫たちも京の古い寺詣でも
またいいだろう。

鞍馬山金堂抜けて貴船に抜ける道はこの雨中では
無理なのでパスとする。昨日の同窓会で聞いたさまざまな人間模様や
抱えているものの重圧からも忘れまたあたらしく再生できるような
一日だった。






        ありさ・ささきのりこ


      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/










コメント
この記事をはてなブックマークに追加

もう秋の気配、、。

2015-08-24 15:31:03 | Weblog






パソコンの不具合でブログから遠ざかっている間に夏が終わってしまった。
今日もありさのぶろぐに78人の訪問者があるというのに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
でもこうゆういい加減さが長続きのコツと誰かが教えてくれたっけ。
もう秋がそこまでやって来ている。今年も同窓会の案内が来た。
どうも今ひとつ気乗りがしない。行けば行ったで大はしゃぎのする方なのに
この後ろ向き気分には自分ながら合点が行かぬ。青春の思い出は思い出の中だけに
仕舞って置きたいのかもしれない。

  青春の痛みことりと音を立て郵便受けに同窓会通知

幹事は昔仲良くしていた友なので欠席ハガキだけでは悪いと思い電話を入れる。
立板に水、いや流れやまぬ滝の水といった感じで言葉がどどっと押し寄せてくる。
数々の不幸が友を襲ったようであるがこのほとばしる言葉の勢いはなんなのであろう。
負けずにありさも応戦するも到底及ぶところではない。
二人の不幸の差異が余りにも大きい。少々ありさの不幸に上乗せしても追いつかない。
只、友の悲しみを聞いて上げるだけでよかったのに自己反省しきりである。

電話は「文芸春愁」9月号の配達のクロネコ便のチャイムで終わりとなった。 
毎年芥川賞はこの「文芸春愁」で読むのだ。たとえ芥川賞作品にがっかりしても他にも記事が一杯
あるというのがその主な理由である。評判高き作品にがっかりすること位腹の立つことは
ないからである。今年は二人受賞なので儲けたような気になっているが果たしてどうであろうか。





        ありさ・ささきのりこ


      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

苔玉に癒されてます!

2015-05-17 12:05:16 | Weblog
 
         藪こうじの苔玉


         紅葉・椿の苔玉  


苔玉つくりにはまってせっせと作っています。
作り方は簡単。
①泥団子をつくる要領で、赤玉土と泥土を半々に混ぜ丸める。

②その中に穴を開け好みの木を差し入れる。
木はなんでもよくその辺の野山に生えてる草でも木でもいい。
シダや桜なども風情があるだろう。
ちなみに写真は上から「藪こうじ」下は「紅葉・椿」。

③水苔で(これはホームセンターで購入)②の回りを包みまたその上に写真の
ように苔で覆う。そして化繊の糸で適当に毬をつくるように巻いたらおしまい。
水やりは4・5日に一回でいいとのこと。
簡単につくれるし友達へのプレゼントにしたら喜ばれること受け合いだ、、。
なにより疲れた脳にやさしい、、。

②の椿は挿し芽でさしたもの、どんな花が咲くか今から楽しみだ。





        ありさ・ささきのりこ




      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/






コメント
この記事をはてなブックマークに追加

 文学散歩 美保の松原

2015-05-15 19:14:26 | Weblog


         美保の松原からの富士


         台風の去った美保の海岸


         日本平よりの清水港

5/11台風6号直撃で危ぶまれた水甕全国大会無事開催された。
分科会、懇親会が終わった11日の夜の間にどじゃぶりの雨を降らせて、
翌12日には朝から太陽が射すという早業だ。
事前のMLメール仲間にアリサが台風を蹴散らすと宣言したのでアリサ大明神の
お陰と主催者からお礼の言葉を戴いた。

そういう訳で翌日の文学散歩の「美保の松原」行きのバスツアーが実現。
こんな幸運はそうあるものではない。しかも立ち寄った日本平のホテルマンの
話ではこの時期、雨でなくても富士山を見える確率は30~50%らしい。
すこしくらい春霞のようにかすんでいても見えただけで有難く思わなくてもいけない。
4台のバスの内ここで2台は故水甕代表の高嶋先生の墓参、2台が美保の松原ゆき
に分れた。

美保の松原海岸は浜昼顔の花がもう咲いていた。
お連れとなった一人が「君の名」に浜昼顔の歌詞にあったなんて言い出した。
岸佳子演じたヒロインはマチコ巻のマフラーが強烈で冬の印象が強く浜昼顔なんて
夏の花は出てくるはずがないと二人にさんざん言われて、、彼女は自信喪失気味。
でもネットで調べるとあったのだ。
私はと言うと当時、子供ながらに「君の名」の人に流されてばかりのヒロインの
生き方は共鳴できず人気のラジオも映画もあまり興味なかった。
幼なかったこともあるが小生意気な少女でもあったのだ。 

  君の名はと たずねし人あり その人の 名も知らず
 今日砂山に ただひとりきて 浜昼顔 に きいてみる

最初の写真、カップルがじゃまと二人はいうけどこれくらいいいんじゃあない、
もっと大きく入っても良い感じ、、。などと笑って言い返す。確かテレビで見た
絶景はこの先回ったところだがもう誰もついてこない。
バスの集合時間も迫っているし、残念だがここであきらめ引き返した。
ふるさとも浜昼顔が咲いているだろうか。

  
若狭なる浜の昼顔炎天に踏みしだかれしも猶も咲きおり アリサ

短歌を始めたばかりのころの歌、なんか今読むと恥ずかしい。
帰りの新幹線は途中まで九州の古き友人と語り合う。
こうしてつぎつぎになつかしい人と出会い、いろいろ語りあえるのも結社の大会の
良さである。名古屋から一人になるころ、来年の京都での水甕大会開催の責任の
重さがずしりと肩にのしかかってくる。
いつもなら誰か列車にいないかと見回すところであるが一人になりたい
心境のまま新幹線は京都への到着を告げる。



        ありさ・ささきのりこ




      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/






 
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

 唐招提寺のさくら

2015-04-06 08:45:24 | Weblog

唐招提寺   
                ※ 桜の写真は↓に掲示あり

奈良で好きな史跡をあげるとすればこの唐招提寺は外せない。
街中とは思えない深い静寂につつまれたこの寺の荘厳さと古さがいい。
再興に力を注いだ薬師寺の真新しい朱塗りの建物とは対照的だ。
南大門に着くとシルクロードを経てをギリシアの神殿の影響を
うけたという美術の教科でおなじみのエンタス式の古い柱が出迎えてくれる。
正面の金堂は奈良時代もの、ゆったりとかまえたつくりは見る者の
心を落ち着かせる。

寺院の奥の林にあったはずの双樹の木に今回出会えなかった。
最初に訪れた時手入れされてない木立の中にひよろひよろとしているが天に
向かってまっすぐ伸びていた木。清楚な花が魅かれて我が家にも
植えた。その後、四国の巡礼地でも比叡山で見たものも四方八方に
枝を伸ばし花いっぱいつけていたっけ、、。

ほんもの鑑人和上の像の代りに置かれている「身代わり像」の絵には荏胡油(え
ごまあぶら)が表面に湿布してあるという。
荏胡油、荏胡油は今はやりの健康食品。スーパーの棚から消えた油。スパー行く
たびにさがしていたもの。
奈良時代から使われていたなんて、、。
和上に手をあわせながらくすりと笑いがこみあげてきた。
27.3.30

  おおてらの まろきはしらの つきかげを 
   つちをふみつつ ものこそおもえ    会津 八一



       日本最古の校倉(あぜくら)













        鼓楼(ころう)のさくら



     


          薬師寺







ありさ・ささきのりこ




      HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/





コメント (3)
この記事をはてなブックマークに追加

大覚寺・平野神社のさくら

2015-04-03 11:11:35 | Weblog
きのう4月2日さくらを追っかけました。
このところのなたね梅雨の影響でこの日一日しかさくら日和がもたないという
情報に踊らされました。
とにかくいくところ人が多く、穴場を求めて大覚寺の大沢の「池めぐり」。
カメラマンのアドバイスで撮った写真がこれ、、。
心経宝塔を背景にいかにも絵ハガキ的だ、、。
しかしここの撮影も前方をゆく人が途切れたときを狙らわなくてはならない
らしくシャッターチャンスが大変らしい。人が写真入ると値打ちが下がるとのこと。
朝から一枚の写真のために3時間はかかるのだそうだ。

このあと女3人行きあたりばったりのバス移動。とりあえず清滝行きのバスが
きたので飛び乗る。しかしバスの運転手に聞くとさくらはまだらしい。
一方通行の狭く長いトンネルぬけると暗い林の中。与謝野晶子の
歌碑もサスペンスの世界だ。そういえば林真理子が言っていたな、、。
小説は「妄想力」が勝負だと。小説家はいかに通人より妄想できるかだそうだが
短歌は妄想とか現実を変えたりすると非難をあびることがある。
ふと昨年の短歌研究の新人賞受賞者の顔が浮かんできた。

とにかくあかるく陽気なさくらに出逢いたくなり桜トンネルの嵐電にのり
平野神社へ、、。京の住人に聞くと「そら平野神社は嵐山よりよろしおすわ」
午後2時、あまりおなかがすいていたので「スーツ」の看板が「スイーツ」
見えたりしてきた「かごのや」でようやくありつけた籠弁当も、スイーツも美味
しかった、、。
平野神社は嵐山に勝るかどうかは個人に任せるが、大覚寺とまた違った
華やかなさくらを満喫した。





        大覚寺・大沢の池








            平野神社





御衣黄のさくら








     ありさ・ささきのりこ


HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

月遅れのひな祭り

2015-03-12 17:12:42 | Weblog
   
          京阪丸太町のやなぎ

  
  早春の川は白きへび葦原に光こぼして流れてゆきぬ

  深海魚の深きねむりに憧くがれて息深く吸いゆっりと吐く

  この街の何に応答しているのかアレルギー性のわが身体は

  えら呼吸からの進化論信じたし塩分9パーセントの洗浄液


京阪丸太町駅の柳もまだつぼみが固い。ここのやなぎが黄緑に
色づくと春を実感する。
この冬アレルギー鼻炎にかかったがなかなか完治しない。
大分症状が軽くなったので、薬を手放そうと思うがこれが
なかなか難しい。とりあえず病院の薬とはさよならすることにした。

ふるさと若狭は雪国、春が遅い。もうひな祭りはとうに終わっているが
わたしのこどものころは春休みの行事だった。公民館に小学、中学生の女子
のみ集まって(大人禁制)雛人形だけでなく手持ちの人形すべて持ち寄って
飾った。まあ雛人形のある子もない子も参加できる人形供養の日というわけだ。
大人に披露する踊りや歌、そのた会費、宿泊、遊び等すべて高学年が段取りする。
お花だって山から取ってきたもの、、。
食事は二日分は家から重箱持参。2日間大人の干渉なく過ごすということは
ずいぶん大変だが成長には大いに役立つ。中学生が絶対権力をもち怖かった。

まあアリサの原点もここら辺にあるのではないかと思う。責任重いことを引き
受けるときにも、この時の経験が形を代えて役立っていると信じている。




    アリサ・ささきのりこ
  

  

HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/







コメント
この記事をはてなブックマークに追加

14´はじめての角川新人賞贈呈式

2015-01-17 14:26:11 | Weblog
  
            丸の内南イルミネーション

この日はじめて角川新人賞贈呈式と新年会に出席した。
このような会は私には無縁で案内状も眺めるばかりであったが
別の用事で東京会館にくることになったので思いきって覗いて
みることとなった。
今年の新人賞の経緯は月刊誌『短歌』に掲載されていたが
谷川電話「うみべのキャンバス」は納得できるものであったので
どんな人物か興味があった。受賞のあいさつも堂に入ったもので会場を
湧かせるゆとりすらみせた。お笑いタレント養成所に入所したことも
あるという彼は今後、短歌界に異風もたらすであろう。
ふと大学卒業後はお笑い関係に進みたいと思っていたという信金の青年を思い出した。
恋人と親の反対であきらめたという。若い人にとって
いろいろ可能性が生むお笑いの世界って魅力なんだろうな。

 真夜中に職務電話を受けていて自分がだれかわからなくなる

 さらさらと駅構内を流れゆく人々のなか血栓となる

 タイヤまで白い自転車走らせる無職の君を二台に乗せて

                    米川千嘉子選


「無職の君」で選者たちは作者を女性と思ったという。
軽いタッチで深刻なことを詠う流れのなかにあって、さらに重苦しい時代を
自虐的ユーモアーも交え切り取った若者の苦悩が浮かび上がってくる。



  明日からはまた雨予報丸の内の街を彩るイルミネーション


       ありさ ・佐々木則子





HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/















 

 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

杏のヒストリージャニー「ヘミングウェイが愛したキューバー」

2015-01-10 11:58:05 | Weblog
     季節に先がけ

   火が恋し



最近のテレビドラマは面白くない。
定番の二時間ドラマなどは特にそうだ。人気だからという理由で一時間を二時間する
ドラマも珈琲にお湯を足すような後味の悪さだけが残る。
お陰でテレビ欄を深夜にもひろげ再放送の録画を見ている。案外これはよくて昨年末から
いろいろ面白い番組に出会った。第一次世界大戦イタリアドラマ「ドクトル・ジバコ」や
第二次世界大戦前のヒットラーを描いたドキュメントも時代背景をよく写し出していて
圧巻だった。今朝の98´ブラジル映画「セントラル・ステーション」もそうだ。

  ☆深夜2時録画取りせしヒットラーが白昼の居間に声張り上げる

今、旬の女優、杏のヒストリージャニー「ヘミングウェイが愛したキューバー」は面白
かった。20世紀最大の人気作歌をいわれるヘミングウェイを取り上げた杏の媚びない
インタビューは魅力。
南国の陽気なキューバー人の国民性からくる解放感たまらなくいい。キューバーの犯罪は今も
すくないらしい。共産国がつぎつぎ崩壊し、幻想を抱かせた革命という言葉も色あせている
現代に生きているにもかかわらずだ、、。

首材はヘミングウェイが滞在したメキシコ湾のホテルから始まる。大柄で野性的匂いの
する杏はこの街でも存在感がある。
対岸のキューバーに向かう船上の杏に思いを馳せるのも理由が私にはある。
高校3年の二学期は試験ではなくレポートの提出で単位がもらえるという。
課題レポートから「キューバー革命」を選んだ。カストロの風貌にいたく心が動いたからで
単なるミーハーにすぎないと自分でも感じていた。2,3冊関連の本も読んだが内容は
ほとんど忘れているのがその証拠である。ただレポート提出のみで試験なしは大学生に
なったようで気分がよかった。

スペインから独立したキュバーも当時はアメリカの傀らい
政権。貧困と欲望・陰謀のうずまくハバナの街、革命が起こったのも無理からぬこと
だったのだ。
ヘミングウェイの本は大方読んではいるが『老人と海』はそれまでの作風と違った
印象を覚えている。キユーバー在住のヘミングウェイはノーベル文学賞の名声とは逆に
アメリカFBIより危険人物とされていたということ初めて知った。
『老人と海』の発刊後彼は自殺している。
杏の語りはその理由として「彼の中のふたつの人格がどんどん乖離(かいり)してゆく」
みたいなことがあったのかも知れない」で終わっている。ナレーションは
「気のおけない地元の人と過ごすヘミングウェイとアメリカ人の期待する男らしい男、
ヘミングウェイであろうとする自分の葛藤」と結んでいた。


 マルクスを説きし師も家継ぎて店の主なるを人伝えに聞く
                      アリサ

当時、米国のことを「アメリカ」と言わないで「帝国主義アメリカ」とわざわざ「帝国主義」
を付けていた高校教師が何故だかなつかしく思いだされる。安保闘争の激しかったころの
話である。




       ありさ ・佐々木則子





HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/




コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

吉岡太郎『ひだりききの機械』批評会

2014-12-12 14:44:23 | Weblog

 
☆ ほんとうは電池式だと知っている彼とあさひのみえる朝食
 ☆駅前の地下牢にある壁ひとつ青くてそれは海とよばれる




吉岡太郎『ひだりききの機械』(短歌研究社)
     批評会が琵琶湖の東岸「草津まちつくりセンターで行われた。

      批評会   黒瀬 珂瀾  (未来)
            青木 亮人  (俳人)
            野口 あや子 (未来)

             司会 吉田 竜宇
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        
 
吉岡君との最初の出会いは私が5年ばかり講師を務めた宇治市民短歌会であった。
彼は6月のはじめ中高年の多い歌会にぶらっと現れた。
最初の歌は短歌研究新人賞の作品にもある銀紙の歌だった。

 銀紙をびりびりびりびりびり破る 海岸は遠い場所です 

「びりびりびりびりびり」と聴覚に響くオノマトペを5つも使い結句は
予想もしない展開で終わる表現にはちょっと驚きであった。
一ヶ月も立たないうちに「短歌研究新人賞」受賞の知らせを聞く。
その後、吉岡君主催の文教歌会を誘っていただいた。
その折り参加の女子学生の中にこの歌集の装丁をされた奥さまの
絵美さんが居たなんて。そう言われればなんとなくそんな予感をさせる人が
いたことを思い出した。

 ごみ箱に天使まるごと捨ててありはねとからだが分別している

 兄さんと製造番号二つ違い 抱かれて死ぬんだ あったかいいんだ

 すぐに花を殺す左手 君なんて元からいないと先生は言う

SF小説の仮想世界のような受賞作品の中にリアリテイの効いた上記のような
天使の歌などがあり現実の歌として実感できる。佐々木監督描いた映画のように
過去の暗い体験と現実世界・未来が交差する手法をとっている。
批評会で問題となったのは中ほどの大阪弁、、私は大阪弁だと思わなかったが「わし」と
表現する一連は一変して詩的で繊細な歌の中では異質である。この部分が果たしているのか
どうかか私も分らないが、逆になかった場合のことを考えるとやはり必要かと思う。
何気なく生きている「生」への警鐘ではないだろうかと。

全編に暗い海、沼地ようなものが漂っている歌集であるがこれは彼の出身地に影響して
いるのではないだろうか。春先の海はやさしいが荒れ狂う冬の日本海の暗さといったら
そこに住む者しかわからない。しかもそこは自衛隊の小松基地の向こう。現代の日本社会の
矛盾が縮図となって投影されている。


後ほど加筆すると思うけどとりあえずここまで公開させていただきます。


       ありさ ・佐々木則子





HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/







コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

野口久光が駆け抜けた時代

2014-11-27 21:22:47 | Weblog



 スターバックスの喫煙室に立ち込むる煙草の煙に昭和が匂う

 野口久光のポスター展を見終えて三条通りをシネマのつづき

 ばしっと男のほお打つキムノヴァクの余韻のままに人と真向かう

 噛みあわぬ会話のつづく喫茶店螺旋の階段の先のくぐもり

 京風にはほど遠き出し巻きたまごの違和感のまま会話のつづく 

 とりあえず六角堂に家内安全祈りうつつより現実にもどる

 女三人それぞれの事情抱えつつ散らばる夕の銀杏のあかるさ


数々の映画のポスターを手掛けた野口久光の作品が京都文化博物館で展示された。
作品は戦前の無声映画時代から戦後にかけての作品が一堂に公開。
無声映画時代、父が大阪の辻演歌師や弁士に憧れ少ない給金の中からヴァイオリン
買って自己流に弾いていた時代と重なる。昭和3年、大恐慌が始まる前の大正デモクラシーの
のびやかな時代が、野口の手掛けた1000の内の代表作品26の断片的映像からも世界の
時代の変容が読みとれて興味深かった。
ついでだがこの時期の大阪時代、俳優気取り父の写真館での水着姿や伊達眼鏡で気取った
写真をいっぱい残っている。まさに父の青春まっただ中である。
このあと父は二度の戦争で大陸に召集されている。その間母との結婚もある。
映画と父と私の記憶は私の覚えでは生活一辺倒からようやくすこし余裕がでて出てきた
私が8歳位からだったろうか。映画が欧州からアメリカ映画にとって代わられた時代で
ある。夕食が済むと家族を車に乗せ隣街まででかける。
一杯飲んでほろ酔い機嫌の飲酒運転。恐ろしい話であるが当時は自動車は町内には
ほとんど数えるくらいめったに車と出会うこともない。

映画館に掲げる大きい看板はリアルに描かれ生き生きとした外国俳優。
野口の作品化された芸術作品のポスターのそれとは違うなまなましさがあった。
よくこんなにうまく描けるものだとただただ圧倒された。
映画は途中から見るので筋もいまいち。弟に至っては二階の座敷でい眠っている。
やたら西部劇多くてこのころはアパッチが悪という単純設定。日本物はチャンバラもの
が多かった。この辺までが父との映画の記憶の最後。その後は自分で見たいものを
見ることとなる。

その後、野口久光が駆け抜けた時代を追う形で戦前戦後の映画やDVDを追いかけた。
白黒作品の女優は何故か今よりずっと輝いていた。



       ありさ ・佐々木則子





HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

京都の南端 ´浄瑠璃寺

2014-11-19 21:35:06 | Weblog
  柚子かぶら・赤かぶら 百円なり

   浄瑠璃寺

  

 
         浄瑠璃寺庭園・三重の塔 


浄瑠璃寺は京都の最南端に位置し奈良との県境にある。
JR奈良駅からバスで20分くらい、山また山の中ほどに立つ。
平安末の治承二年京の一条大宮から移されてきた寺。九体阿弥陀如来と如来を
安置する横長の堂は藤原時代のもので国宝。
もう3回くらい来ているが記憶とは頼りなきもの、思っていたよりずっと小規模で
秘寺といった感じがする。
田圃道と山道を分け入りながら一時間に1本というバスにゆられのどかである。
東京からわざわざこの浄瑠璃寺へ訊ねて来たという女性ふたりとお連れになったが
奈良は欲張って何箇所も回るわけにはいかないとこぼしていた。
一回に一か所それもまたいいかもしれない記憶にずっと残るから、、。
と返事しておいた。



       ありさ ・佐々木則子





HP「萌黄の鳥」
http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/





コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加