今日クラちゃんのお散歩仲間、ゲンちゃんが
天国に召されて逝ったことを知りました。
私にとってなんとも悲しい衝撃のニュースです。
ゲンちゃんはわが家のクラちゃんより
6ヶ月早く生まれた柴犬の男の子で、
出会いはクラちゃんが生後6ヶ月の頃でした。
クラちゃんは当時、子犬でしたが
ゲンちゃんは生後1年の成犬でした。
当時、私は職に就いていましたから、
四季を問わず、いつも午前5時を少し過ぎた頃、
クラちゃんを連れて散歩に出ていました。
散歩から帰るとクラちゃんの足を洗って、
ブラシングを済ませ、慌ただしく朝食を摂ると、
およそ1時間をかけて
職場へと車を走らせる毎日でした。
夏場の午前5時は犬連れの散歩をしている方に
出合うことは決して珍しくはありませんでした。
しかし、
冬場となると午前五時はまだ真っ暗闇、
あたりはシンと静まりかえって
集落はまだ深い眠りに就いています。
あぜ道に降りた霜が街灯に照らされ、
キラキラ光って見える光景は
厳寒の冬そのものでした。
でも大好きなクラちゃんのためを思うと
辛いと思ったことはなく、
むしろ楽しかったことばかりが思い出されます。
家を出発してアスファルト道路から農道を抜け、
川の堤防に出ると暗闇の霧の中から、
突然ゲンちゃんが目の前に現れることがありました。
心細い想いで暗闇の中を歩いているとき、
ゲンちゃんに出会うと何故か
ほっと安心出来るひとときでした。
ゲンちゃんは気性の激しい男の子、
どちらかと云うと異性も含めて
お散歩中に
他の犬たちとはコミュニケーションが
上手くとれない犬だったと思います。
クラちゃんも相性があって、
徹底して苦手な犬がありました。
しかし、
ゲンちゃんとは相性が良かったのです。
ゲンちゃんも大切に飼われていました。
そんな日々が5年ほど続きました。
そして年月が流れるとゲンちゃんにも
衰えが見え始めました。
以前ほど散歩で会わなくなったし、
車に跳ねられて、
ケガをしたことも知りました。
なんでも足を痛めたそうで、
グルコサミンなどサプリメントを
服用していることも知りました。
最近は散歩の距離もウンと短くなって、
「ゲンちゃんもすっかり老犬になってしまったなぁ」
そんな印象で見ていました。
ある日お散歩中に歩かなくなって、
奥様が抱っこをしておられるところを
女房が目撃したそうです。
そして突然痙攣を起こし、
急いでご主人と掛かり付けの動物病院へ
運ばれる途中、
車の中で天国へ召されて逝ったそうです。
奥様の話によると
「あと、5年は生きてくれるかなぁ」
そんな想いでみておられたそうです。
今は突然の哀しみを引きずったまま、
「別れるときが辛いのでもう犬は飼わない」。。。
とおっしゃっています。
ゲンちゃんが食べていたドッグフードや
犬小屋、リード、おもちゃ、食器類など、
思い出になる物一切を処分して、
この哀しみを断ち切りたいとおっしゃっていました。
そんな哀しみがどうしても
クラちゃんと私の生活にダブって見えてしまいます。
あと何年か先に同じような哀しみが訪れるとしたら。。。
ゲンちゃんが天国に召されて逝ったことが
よそ事のようには思えないのです。
クラちゃんと一緒に暮らせる幸せを、
今一度しっかり見つめ直し、
家族としてのクラちゃんを
もっともっと大切にしてあげたいと思ってしまうのです。
今日も遊びに来ていただいてありがとうございました。
花とはなんの関係もない投稿になりました。
でも犬って本当に人間が好きで、
人間に忠実な動物なんですね。
そんな犬たちが1年間におよそ30万頭ほど
殺処分されている現実があります。
人間の身勝手さなんでしょうか?
子犬の頃は可愛いけど成犬になると。。。
とおっしゃる方がおられます。
本当に可愛いのは
家族との絆が出来上がった成犬の時代が
いちばん可愛いのだと知って欲しいのです。
以前に捨てられて放浪していた犬のことを
投稿したことがあります。
合わせて読んでくださる方はこちらです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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