スラムダンクの続き 第47 話 史上最強を倒したメンバー

神奈川の控え室



牧「７点差か・・・」



神奈川、前半７点ビハインド




高頭「後半のメンバーは宮城、三井、流川、福田、花形で行くぞ」



宮城「ちっ、やっとかよ」


三井「前半に交代するタイミングがねーなんて運がねー」




高頭「宮城はどんどん走って流れを引き込んでくれ」





桜木「あーあ、愛知に負けやがって」


コートでは秋田と大阪が練習している


水戸「負けやがってってまだ前半だぜ」



大阪側で一際目を引くのは赤茶けた髪を揺らしながら走る土屋淳





逆に秋田側で目を引くのは上はユニフォーム、下はジャージの沢北栄治



桜木ギン「湘北なら負けん！」




しばらくして愛知と神奈川のメンバーがコートに戻ってきた





観客「わぁーーー！！！！！いよいよ後半だーー！！！！！待ちくたびれたぜ！！！！！」




まずは愛知ボール



愛知のメンバーはスタートと同じ



そして、花形を押し込んでローポストで森重がポジションを奪う




弥生「森重君からしたら前半は暴れ足りなかったんじゃないかしら？」


中村驚愕「あ、あれでですか！？」



弥生「前半は諸星君、後半はおそらく森重君が中心のはずよ」



その森重にボールが入る



観客「来た！！！いきなり森重だ！！！！」




森重、強引に花形を押し込んでいく



花形「ぐっ」



三井がヘルプに来てダブルチームで対応する






しかし森重、ヘルプに来た三井とは逆の方向に高速でスピンターン



三井「なっ！？」





・・・と同時に花形も振り切ってシュートを決める



愛知ベンチ「よーし！！！！いいぞ森重！！！！」



観客「後半いきなり森重が来たーー！！！！怪物ーーー！！！！」




だが・・・






宮城「走れ！！！！」



花形からボールを受けた宮城が叫ぶ



金城「そうきたか・・・」



ダムッ！



低いフロントチェンジで本田を抜く




高頭「安定感には欠けるがハマればスターター以上の爆発力を誇るのがこのメンバーだ」



ダムッ！



バックチェンジで結城も抜く



弥生「このメンバーは一種の賭けね」（もしハマらなければこの勝負は決まるわよ）




宮城が更に駆け上がる



4対2、完全なアウトナンバー



宮城のパスはスリーポイントラインの外で待つこの男へ



宮城「三井サン、外さないで下さいよ！！」



三井「バカヤロー！！！オレが外すか！！！」



シュッ・・・


三井の手から放たれたシュートはきれいな弧を描いて・・・




シュパッ！




観客「決まったー！！！後半開始早々三井のスリー！！！」




弥生「一つ忘れていたわ」



中村「何ですか？」



弥生「彼らは史上最強の山王を倒した湘北のメンバー、こんなところで自滅するほどヤワじゃないってことよ」




金城（湘北の連中が神奈川に風をもたらしやがったな）