1031ビジネス・コンサルティング

経営コンサルタントの目で、日々の出来事から、参考になるキーワードを取り上げて、解説したり、情報発信をします。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

デザインシンキングその後

2017-05-19 16:07:57 | 独り言
デザインシンキング(思考)についてセミナーやワークショップのお手伝いをしてきましたが、イノベーションと言われるような新商品・サービスの開発には参加するメンバーによって影響を受けるのではと感じていました。
昨年のフランスデザイナーの皆さんとのディスカッションなどを通じて、彼らは普通にデザインシンキングを新規デザイン受注に対するツールとして意識しながら、参加するプロジェクトの目指すべき内容によって、プロジェクトメンバーも異なれば、開発する商品も違うことが分かってきました。
すでに東大などの先生たちは、イノベーションを生むためにはデザインシンキングだけではなく、それぞれの開発要求に対して、異なる手法をそれぞれに採用すべきであるとの発表をされていました。
気が付くのが遅かったのですが、実践を通じてやっとなるほどと思い至った次第です。
しかしそれにしても、まだまだ日本におけるデザインシンキングに対する認識が低いのではと感じています。
そこまで深く認知していても、実際にイノベーションと言われるような商品開発が生まれているのか、疑問に思えるからです。
また開発途上の商品があるのかもしれませんが。

先月ニューヨークに行ってきましたが、日本のモノづくりに対して、イノベーションの期待よりも、単にモノを作る技術に対しての期待が強いのではと感じられることがありました。
欧米の経済人と話をしていると、最近のモノづくりに関して、日本への期待はどのようなところにあるのか、少し失望させられることがあります。
日本のモノづくりは現在、世界でどのような位置づけになっているのか。
時代を変えるような変革を起こすモノづくりをしているとは思われていないこと、それなりに性能の良い製品づくりはされているものの、「ガラパゴス商品」のような見方がされているのかもしれません。
日本人が思っているほど、世界の人は日本のモノづくりに関して、それほど高い思いを抱いていないのではと思ってしまいます。
技術力があり世界に誇る商品を作ってきたと思っていましたが、この失われた20年、いやそれ以上、世界ブランドと思われる日本の商品や企業はどれほど生まれ、存在しているでしょうか。
欧米やアジアの国々を訪問した際、日本企業の広告が非常に少なくなっているのではと感じています。
海外の百貨店やスーパーの入り口、海外の主要な都市の看板など、韓国の企業広告や商品展示などが増えていると皆さんは思われないでしょうか。

人生100年時代をどう生きるというNHKの番組があり、若者の副業を推薦するような内容が放映されていました。
多くの経験をすることで、100年を有意義に過ごす生き方の発見のためにも、また生活のためにも異なる社会を経験する必要性を説いていたように思います。
小生のような年齢になると時代は変わったという考えよりも、企業のふがいなさを感じます。
人生100年副業ではなく、自分たちの企業がシナジーを伴った関連事業や新たな事業を起こすことで、多くの若者に経験をさせ、他企業とも連携するなど、社会の仕組みを変更する必要があるのではと感じたからです。
個人の負担で人生100年計画を立てるのは、それはそれで重要でも、どれほどの若者にそのチャンスがあるというのでしょうか。
また個人の生活のための1方法としか受け取れません。
副業ではなく、それぞれが本業として、所属する企業を発展させ、より多くの雇用を生むような社会にしないと、規模的にも、世界に向けての事業化にもつながらないような気がするのです。
優秀な若者が、海外進出も果たしてはいますが、どれほどの人数でしょうか。
それこそ「こんなところに日本人」ではないですが、点の存在であり、世間に認められるような存在にまでなっていないのが現状ではないでしょうか。
個人よりも、社会や経営者がまずは取り組むことではとも思えるのです。
ただ、そうはいってもなかなかすぐには進まないと思われます。
若いうちにいろいろな経験を積み将来に生かすことは非常に重要で、また海外を自分の興味軸で見て歩くのも必要です。
現地化も必要とは思いますが、サムソンのような事業戦略、人材戦略を持っているとは言えない日本企業の中で、どのようにそうした知識を増やしていくか、年に4回は海外旅行をしていますが、日本人の若者を見る機会はほとんどありません。中国や韓国など今発展途上の国の若者ばかり、単に観光を楽しむのか「異国文化」を楽しんでいるのか分かりませんが、その国の社会生活や考え方、生き方、いろいろなことを学ぶチャンスです。
若いうちから自分への投資を工夫して、100年時代を迎えてほしいもの。
しかし企業経営者や、いま役職についている人間が、真剣に今の若者の将来を考える時ではないでしょうか。
自分の時代はよかったでは済まされないと思います。

デザインシンキングについて再度勉強しながら、これからの日本のモノづくりについて考えるうち、人生100年時代の若者の生き方にまで思いをはせてしまいました。
新たな時代を、「副業」経験などではなく、しっかりとした事業の下、新たな「絆」づくりで、乗り切ってほしいものです。


ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ニューヨーク | トップ | 尾鷲市長選の候補 加藤千速氏 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

独り言」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。