宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。
仕事柄ちょっと文章カタいです。

タイプライターと猿

2017-06-14 15:41:24 | ■宣伝美術の大事な話■
AI(人工知能)の進化がよく取りざたされるようになって、
今ある職業の多くがコンピュータに取って代わられるのではと聞くようになりました。
デザインも無関係ではいられない問題です。
Googleで「宣伝美術+単語」だとか既成作品なら「題名」で検索してみればそれらしい画像はすぐ出ます。
たぶんそのままチラシにする人だってたくさんいるんでしょう。これも十分AIですね。
残念な話ですが自分の身辺でも検索してそのままチラシにしたんだなというデザインをいくつか見ます。
何をしたいんだろう。いや、まあわかるにはわかるけれど、パクリに進んでは駄目だ。

前にも書いた事ですが、かなり昔、まだGoogleもほぼないような頃。
チラシに宇宙ロケットの写真が必要で、
CD素材画像集を購入して全面に使った事があります。
(つまり正しい手段で手に入れたデータです)
それを配布したところ、まさかの「同じ写真」を使ったチラシと出会ってしまったんですね。
もうね。
どう言えば良いのかわからない微妙な気持ちになりました。
たぶん、向こうのチラシを作られた方も同じ気持になったでしょう。
先に書いたように、お互い入手方法は違法じゃないんですよ。
そこじゃなかったんです。
全く同じものが出来上がって、鉢合わせて、・・・
という痛い痛い目を見ました。
これ以降、誰でも手に入る素材だけで作るのを避けるクセがつきました。
自分で描く。自分で撮る。何かの素材であってもできるだけ足したり引いたり、独自な使い方を考える。
それで似ているならそれはお互いが似ていただけ。あきらめがつきます。

キーワードから自動的にデザインを作るAIかWEBサービスは、今の技術でもまあ可能でしょう。
今はGoogle検索が限りなくそれに近い。それがどうまずいのか?
自分は「ネタかぶり」が簡単になりすぎた事だと思います。
もちろんGoogleは使いますし、フリー素材も使ってます。
でも一度手痛い目を見た僕は、適法な素材であってもかぶりやすさが気になります。
デザインは自動化できると思いますが、僕は自動化しないほうがいいんじゃない?と思う一人です。

7月で舞台の本番が2本。宣伝美術が一段落します。
次も動き始めました。
僕はひたすらタイプライターを叩く猿です。
どうやったら新しいものが生まれるかな。
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