アナーキー小池の反体制日記

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#2099 地球温暖化の負のスパイラル

2016年10月12日 | 災害と防災
今地球に起こっている温暖化は、イギリスで起こった産業革命に端を発するヒトの産業活動がもたらせたものに間違いありません。
産業活動により大量の二酸化炭素が放出され、大気が(布団のように)保温性を高めたのです。

ひところ、この二酸化炭素の排出を抑制することで温暖化を制御できる、と思われていたものです。
京都議定書でも今回のパリ議定書もそんな思いからのの国際的な決め事です。

近年一部の研究者から、ヒトの排出する二酸化炭素により温暖化した地球は別のステージに上がってしまった、との説が出てきました。
地球が温暖化されたことにより、シベリアやアラスカやカナダのツンドラが溶け出し、その氷中に含まれていたメタンガスが大気に大量に放出されている、というのです。
メタンは二酸化炭素に比べ、十数倍の保温力を有するとされています。
温暖化の加速が懸念されています。

温暖化は、北極海の氷原の面積を着実に減じています。
今では夏季間、北極海を輸送船が行き来できるほど海水面が増加しているのです。
氷原は太陽光を跳ね返します。
ところが海水面は太陽光を反射することなく、熱エネルギーを海水に吸収するのです。
今まで地球上に留まらなかったエネルギーが、氷が解けたことにより海水温を高める働きを始めました。

ヒトの営みのため、ほんのこの200年ほどの間に地球の温度が上がりました。
それがきっかけとなり、メタンの噴出が始まり、北極海の氷が融け、どんどん地球の温暖化が加速します。
まさに負のスパイラルが始まっているのです。
このスパイラルから抜け出すには、ヒトの個体数を減じ原始生活に戻るしかなさそうです。

この説、間違いであって欲しいのですがこれからの検証で真偽が定まるでしょう。
どちらにしろ、世界各国が二酸化炭素の抑制に取り組むのは無駄なことでありませんが。
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