アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#2411 オノ・ヨーコとイマジン(上)

2017年08月22日 | ボクの思い・信条・理念
先日テレビで、オノ・ヨーコの最近の姿が映っていました。
近頃、オノ・ヨーコは肺炎で重態だ、とか、痴呆が進んで寝たきりだ、何て噂があって心配していたのです。
もう84歳の高齢ですので、そんなこともありなのかな、なんても思っていたのです。
健在でした。
若々しい顔をして、しっかりと?話していました。

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今年6月の共同通信の記事です

ビートルズの元メンバー、ジョン・レノンの1971年の名曲「イマジン」について、米音楽出版社協会が妻のオノ・ヨーコさんを「共作者」として認めた。米誌ビルボードなどが2017年6月15日伝えた。
レノンはかつて「(イマジンの)歌詞もコンセプトも多くがヨーコからのもの」と英BBCのインタビューで語っており、「レノン/オノ作」のクレジットを付けるべきだったとの考えを示していた。
ニューヨークで14日に行われた年次総会には84歳のヨーコさんと息子のショーンさんも出席。同協会のイスラエライト会長は「四十数年後に記録を訂正する栄誉を与えられた」と宣言した。
ショーンさんはフェイスブックに当日の写真を載せ、「人生で一番誇らしい日だった」と書き込んだ。

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“イマジン”作詞はオノ・ヨーコなことは、1971年発表当初から、知る人は知っていました。
そこのところの経緯を先日のインタビューでオノ・ヨーコは述べています。
ビートルズが解散して落ち込んでいるジョン・レノンへのプレゼントだった、のだそうです。
そして、この詩を世に知らしめるには、ジョン・レノンの名を冠したほうが得策、とも考えたのだそうです。(得策との表現をしたかは不確かですが、そのような意でした)

“得策”とは打算的な印象を持ち、彼女が発する言葉としてふさわしくありませんが、彼女にとって彼女の思いを世界中に伝えるには・・・という意味での得策なのでしょう。
彼女の思惑どおり、イマジンは大ヒットしました。
今も、そして これからも延々と歌い継がれていく詩なのです。

世界の平和を願い、国境など無くし、邪欲を戒め、宗教を否定します。
アナーキズムをやさしく説いています。
子どもでも理解できるように、これほどやさしい言葉で思想を語ったものが今まであったでしょうか?

思想や哲学や経済を論じるものは”お固いもの”になってしまうのです。
ああ言われたらどうしよう、あいつからはこんな反論がありそうだ、なんていろいろ考えるものだから、逃げ道をいっぱい作って、難解で無味乾燥な文章になってしまうのです。

子どもでもわかるやさしい詩で思想を述べたオノ・ヨーコは秀逸です。
自らを“夢追い人”と揶揄(やゆ)しながら、一徹に思いを発する行動力に敬意を捧げます。
続きます。
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