＃2360 森友学園特捜捜査

ボクはいつもこのブログを投稿するのは午前中なんです。
なもんだから、今 投票が行われている最中の東京都議選の結果はまだわかりません。
明日、都議選の感想を記したく存じます。

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久しぶりに森友学園事件です。
森友学園の籠池泰典・前理事長が大阪府と国から補助金を不正受給した疑いが強いとして、大阪地検特捜部は6月19日、詐欺と補助金適正化法違反の容疑で学園本部など関係先の家宅捜索をしました。
学園側は虚偽の書類を提出していて不正を認識してた疑いがあると見込み、特捜部は籠池氏から事情を聴いている模様です。（その籠池氏、昨日はあのアベの都議選応援演説会場に現れ、アベ夫人から貰った百万円を返そうとしていました)
国有地の売却を発端とした一連の問題は強制捜査に発展したのです。
不正受給の疑いがあるのは、森友学園塚本幼稚園に交付された大阪府の補助金と、開校を計画していた(仮)安倍シンゾー記念小学校建設に関する国交省の国庫補助金です。
特捜部はこの他、財務省近畿財務局が国有地を不当に安く学園に売却したとする背任容疑での告発も受理しており、財務局を捜索する方向で検討している模様ですが、どうなるか興味あるところです。
他に、財務局職員による公文書破棄も告発されていますので、そこに踏み込むことができるのか、見守っていきましょう。

特捜とは、独自の捜査権限を有している検察庁の中でも大規模事件など、集中的に捜査を行う必要がある案件に取り組む機関として存在しています。
政治家汚職、大型脱税、経済事件を独自に捜査します。
今まで田中角栄の6億円事件やリクルート事件など、政権内部への鋭い切り込みで高い評価を得ていたものです。
ところが7年前の大阪地検特捜部主任検事証拠改竄事件で大失態をやらかしたのです。
何ら罪の無い村木厚子厚生労働省局長を逮捕勾留してしまったのです。
証拠資料を改竄（かいざん）したとして証拠隠滅の容疑で、大阪地検特捜部長と副部長が犯人隠避の容疑で、それぞれ逮捕された出来事でした。

この事件以降、特捜の威光は地に落ち、特捜検事はさっぱり働かなくなったのです。
今回の森友学園事件の特捜の捜査も、7年前の影響から踏み込んだ捜査など望めない！との声があります。
森友学園の籠池泰典・前理事長を処罰して、はいオシマイ！、ではないか？と疑念を抱くむきが多いのです。

森友学園の籠池泰典・前理事長の犯罪は単純です。
田舎の警察でも立件できます。
わざわざ特捜が出動しているんだから、籠池起訴だけでは無い！って、ボクは期待しているんだけど。
どこもかしこもあのアベに忖度（そんたく）している国家公務員を見るに、期待外れを覚悟しなければならないのかもしれません。