アナーキー小池の反体制日記

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#2226 不省事 ② 防衛省

2017年02月19日 | 国内の話題
国語って難(むずか)しいものがあるのです。
単語一つの解釈でさえ国会で大揉(おおも)めしなくちゃ~ならないんですから、言語としての日本語を見直さなければならない状態、です。

”戦闘”という言葉にはいろいろな意味合いがあって、奥深いもののようです。
特に法的には、実際に目の前で殺し合いが起きなければ使っちゃ~いけない言葉なのだそうです。
それもたくさんの戦死者が出なきゃ~ならないんだそうです。
なかなかハードルの高い言葉のようです。

南スーダンにPKO活動のため派遣されている自衛隊員が記している日報に”戦闘が起きている”と記されていました。
隊員は何ら疑問を持たず記したのでしょう。
正常な感覚だと思います。

その少し後に、自衛隊員のPKO活動を広めうる、いわゆる駆け付け警護ができるようにするなどの改正法案が出されました。
審議の過程で現地からの日報の提出を求められた政府は、日報は破棄(はき)した、とウソをコイたのです。
もちろん、日報の中に”戦闘行為があった”と記されていたためです。
戦闘が起こっているところには、PKOの派遣が出来ないことになっているからです。

ひょんなことから、日報があることがバレました。
あわてた政府は、詭弁(きべん)に詭弁を重ねます。
どう考えても無理筋の理屈を捏(こ)ね回します。
国語なんて解釈しだいでどうにでもなる!と文科省や法務省から教示されたそうです。

そして自衛隊幹部から隊員に対し「日報とは”今日も一日平穏な日でした”と書くものなのだ」と訓示があったそうです。

タイヘンヨクウソヲコキマシタ■
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