百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ある親孝行

2012年07月27日 | 千伝。
Nさんは、90歳半ばの女性です。

何かあれば、大きな声を出します。

「怖ろしい」とか・・「痛い」・・とか。

こちらが、びっくりするような大声で叫びますから、何か虐待でもしているのではと思うぐらいです。

70歳前後の息子さんがいて、毎日、見舞いに来られます。

ある意味、親子での老老介護です。

感心します。

しかし、老老介護における虐待もあります。

この息子さん、母親の頭を叩いたり、暴言暴力も行います。

・・「止めてください」と伝えました。

それを観ていた・・隣りのHさん(80歳半ばの女性)。

その70歳前後の息子さんに、こんな風に語りかけていました。

「あんたは、親孝行やねぇ。毎日毎日、お母さんを見舞いにくる。親孝行や。ほんとうは、いい人やなぁ」

「うちの息子は、私に死ねばいいと言って一度も来ないよ。息子の嫁さんが、いい人だから、来てくれるけど・・」

「あんたは、親孝行や。お母さんも幸せやねぇ」

・・その70歳前後の息子さん、涙ぐんでいました。

幸せな親孝行を考えさせられる出来事でした。

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