百島ファンクラブ 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

風景

2016年10月02日 | 空木宝剣
秋風や 折り鶴泳ぐ 景色かな

原爆ドームの近く、広島市民球場跡地の対面に地上50mの折り鶴タワーが、旧東京海上広島支店をリビルドして現れる。
原爆が公園に落とされたと思っている人がいるという。
平和公園は、元中島町。
吹きさらしの展望台から見る景色は、風化されて様々な地図を描くが、それを地獄絵にしたのも、極楽画にするのも人間の所業かな。


展望台からの原爆ドーム。


地上50メートルの板張りの丘。


原爆投下目標にされた相生橋。


広島市民球場跡地( 戦前は護国神社)。




折り鶴タワー展望ビル。


君の名は、誰?

2016年10月02日 | 百伝。
昨日から神無月。

昨晩は、話題作「君の名は。」を観て参りました。



予想以上に驚いた・・率直な感想です。

始まり部分は、尾道を舞台にした映画「転校生」「時をかける少女」を思い起こしました。

そこから、中間部分の「シックス・センス」のラストシーンを思い起こすような衝撃部分から、涙腺を止めることもできないまま最後までスクリーンを凝視していました。

さらに、「バックトゥザフューチャー」「めぐり逢えたなら」「ゴースト・ニューヨークの幻」をミックスしたような目まぐるしいぐらいに集中せざるを得ない感覚。



同様に、東京だけが舞台ならば、この映画「君の名は。」は、大ヒットしていないと思います。

「飛騨地方」という田舎での生活、過去の出来事が、大きなインパクトになっています。

ここでは、これ以上、映画のストーリーには触れませんが、お薦めの映画です。

ところで、映画を観たあとは、ほぼ必ず立ち寄っていたのが、Mr.ドーナツのお店。

そのお気に入りに店が、一昨日(9月30日)に閉店・・残念でした。

携帯電話が普及していない頃から、よく利用させて頂いたものです。



ここで、読書をしたり、新聞を読んだりと思い出がいっぱいです。



昭和48年オープン・・実に43年間営業されていたことになります。





Mr.ドーナツが、日本に初上陸したのは、昭和46年、大阪の箕面市でのオープンだとのこと。

僕が、初めてMr.ドーナツに出会ったのは、昭和52年か53年頃に下宿していた荻窪の街でした。

映画館の近くに必ずオープン、そして、出会える君の名は、「Mr.ドーナツ」でした。

その後、約40年間・・ぼくの映画鑑賞後の余韻をコーヒーとともに味わったドーナツ現象の時空間。

・・感謝。



さて、今朝の散歩中・・大勢のランナーが、マラソン大会のスタンバイ状態でした。



和気藹々と集う大勢の仲間、サークル仲間と一緒に走るのは、きっと楽しいのでしょう。



ただ、個人的には、スタート場所から少し離れて、独り独り、ぽつりとスタート準備するランナーに興味を惹かれます。



順位も記録タイムを追い求める雰囲気もなく、違う何かを追い求めて走るのでしょう。

「君のゼッケン番号は、何?」

・・はて。

「君の名は。」を観た多くの若者たちが、映画シーンに登場したロケ地に向かうようです。

飛騨・・東京・・聖地巡礼。

実は、人間というものは、神や、あるいは宇宙を知っているのかもしれません。

人間は、自分の姿を見ることができません。

だから、他人の姿を通して、自分の想いや憧れを重ねるのでしょう。

知らないのは、自分自身の道標、理想のことかもしれません。



「君の名は、誰?」