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埼玉不審死 当初から「他殺」見立て(産経新聞)

2010-02-14 20:14:17 | 日記
 東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん=当時(41)=が埼玉県富士見市で殺害された事件で、大出さんが遺体で発見されたレンタカー内の詳細な状況が、捜査関係者への取材で明らかになった。助手席の足元には複数の練炭が置かれ、大出さんは後部座席で助手席側に頭を向けて倒れるように座っていた。練炭自殺を装っていたが、施錠された車内にカギはなく、大出さんの手に練炭を触った痕跡もなかった。県警の見立ては当初から「他殺」だった。

 捜査関係者によると、昨年8月6日朝、「不審車がある」との通報で駆けつけた東入間署員らがレンタカー内の大出さんを発見。助手席の足元には七輪1個と、練炭が5、6個置かれていた。練炭は不完全燃焼の状態だった。目立った外傷はなく、「初めは練炭自殺ではないかという話だった」(捜査関係者)という。

 しかし、県警捜査1課の「検視調査官」が現場検証を進めると、不審点がいくつも浮かび上がる。まず、レンタカー内のどこにも車のカギが見当たらなかった。また、仮に自殺なら大出さんの手に練炭を触った痕跡があるはずだが、手は汚れていなかった。

 県警はこうした不審点を根拠に大出さんの遺体を司法解剖した結果、睡眠導入剤を検出。その後の捜査で、大出さんが遺体で発見される前日、ブログに「今夜から2泊3日で婚前旅行に行きます」と書き込んでいることも判明。自殺する動機は見当たらなかった。

 県警は1日、殺人容疑で木嶋佳苗容疑者(35)を逮捕。木嶋容疑者が、大出さんの遺体から検出された睡眠導入剤と同じ成分の睡眠導入剤を処方されていたことも判明。ただ、木嶋容疑者はほぼ黙秘しており、木嶋容疑者と犯行を結びつける直接的な証拠が乏しい状況に変わりはない。

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