07/3/28、LDにて鑑賞。8.0点。
もはやタイトルがそのままタイムトラベルSFの同義語になってしまうんじゃないかというくらいの一大金字塔であり、娯楽映画の一級品。名作。
タイムトラベルの原因は変人科学者がタイムマシンを発明したというストレートなもので、科学者「ドク」とタイムマシン「デロリアン」はSFファンならつい反応してしまう単語だろう。
小ネタを散りばめつつタイムトラベルのパラドックスを巧みに利用した脚本は、それでいてわかりやすくて痛快。過去を変えることで現在の幸せを手に入れる、というタイムマシンの本来的でポジティブな使い方も(ヒネった作品が多い中で)かえって新鮮だ。
一つ難点を挙げるなら、1985年と1955年という二つの時代の文化ギャップをネタにしたギャグが次第に理解しにくくなっていってしまうだろうということがある。これは時代の変化と共に避けられない問題であるが、今の観客にとっては「55年という過去」と「85年という現代」のギャップに加えて、「鑑賞時という未来」とのギャップもあるわけだ。しかしこの難点も、(自分が今まさに生きている時代を含めた)三つの時代の変化に思いを馳せれば積極的に楽しめないこともない。
もはやタイトルがそのままタイムトラベルSFの同義語になってしまうんじゃないかというくらいの一大金字塔であり、娯楽映画の一級品。名作。
タイムトラベルの原因は変人科学者がタイムマシンを発明したというストレートなもので、科学者「ドク」とタイムマシン「デロリアン」はSFファンならつい反応してしまう単語だろう。
小ネタを散りばめつつタイムトラベルのパラドックスを巧みに利用した脚本は、それでいてわかりやすくて痛快。過去を変えることで現在の幸せを手に入れる、というタイムマシンの本来的でポジティブな使い方も(ヒネった作品が多い中で)かえって新鮮だ。
一つ難点を挙げるなら、1985年と1955年という二つの時代の文化ギャップをネタにしたギャグが次第に理解しにくくなっていってしまうだろうということがある。これは時代の変化と共に避けられない問題であるが、今の観客にとっては「55年という過去」と「85年という現代」のギャップに加えて、「鑑賞時という未来」とのギャップもあるわけだ。しかしこの難点も、(自分が今まさに生きている時代を含めた)三つの時代の変化に思いを馳せれば積極的に楽しめないこともない。