こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「人がすき 村がすき 保育がすき」

2014-04-10 22:33:41 | 読書

著者は大学の1年後輩でした。

学部が違ったので、一緒になる機会はあまり多くはなかったはずだけれど、印象は強く残っています。

正直すぎて、純粋すぎて、まじめすぎて・・・。でも「堅物」ではなく遊び心もあって・・・。

卒業してから一度も直接会うことはありませんでした。

ただ、偶然、彼の名前を書店の本棚で見つけて、購入したことがありました。

そして、教育学部を卒業した彼が、保育の道に進んだことを知りました。

つい最近、ある日突然フェイスブックの友達リクエストが届きました。

そのプロフィール写真を見て、なんとも不思議な気持ちでした。

髪は白くなり、還暦を迎えた年齢相応の顔になり、それでもそれは私の知っている20歳の青年の顔でした。

その名前を検索して、アマゾンで購入した本の1冊です。

表題のとおり、結婚したパートナーの生まれ故郷でもある高原の美しい村が好きで、そこで出会った人々が好きで、「保育」という仕事が好き。堂々たる「人間賛歌」。


今は男性保育士も珍しくない時代になったが、かつて「保母」という名のとおり、「保育」は女性の職業だった。男性に「保母資格試験」を受ける道が開かれたのが彼が大学を卒業した1977年当時。
「保育こそ人の幸せに貢献する道」と思ったという。

今は東京の大学で「保育学」を専門とする研究者であり、教育者でもあるが、土台には保育の現場での長年の実践があるのだと思う。


実にドラマチックで読み終わるのが惜しいような気持ちでページをめくりました。


本が書かれてからすでに15年。「続き」が読みたくなります。


著者;近藤幹生(信州大学教育学部地学科卒業、私立保育園保育士、園長を26年間経験。現在白梅学園短期大学保育科教授)
発行;ひとなる書房




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