昨日の夜は、映画『横道世之介』のDVDを観ていました。
1987年。
長崎県の港町で生まれ育った横道世之介は、大学進学で東京にやってくる。
空気が読めないところはあるけれども誰とでも仲良くなり頼まれたことは何でも引き受けてしまう世之介は、サンバサークルに入ってサンバを満喫したり、バイトに精を出したり、同郷の友人の伝手で知り合った魅力的な年上の女性にめろめろになったり、お嬢様育ちの祥子から一方的に好かれて懐かれたり……。
監督は、沖田修一。
出演者は、高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛、朝倉あき、黒川芽以、柄本佑、黒田大輔、佐津川愛美、堀内敬子、國村隼、井浦新、きたろう、余貴美子、大水洋介、田中こなつ、江口のりこ、眞島秀和、ムロツヨシ、など。
原作は、吉田修一の同名の小説です。
横道世之介の友人達が、大学時代の横道世之介をふと思い出して、横道世之介を懐かしく思う。そんなお話です。
映画の中盤の終わり頃にさらっと現在の横道世之介の事が示されます。
友人達のほとんどはその事実を知らないまま、思い出すと笑顔になってしまう横道世之介を懐かしみます。
160分の映画なのですが、仕掛けを考えると120分でおさめるのは難しかったかな?
情報のカードを切る順番が生命線となっているお話ですね。テンポをよくして120分におさめたら抒情がでなかったかもしんない。
面白かったですよ。
楽しめました。