川塵録

「リーガル・ボディガード」国際弁護士・中山達樹の備忘録 ~人生ハ挑戦ナリ~

弁護士の自己評価

2016年10月29日 | 法律
私の経営する中山国際法律事務所では,四半期ごとに,メンバーの査定を行っています。
次の四半期からは,以下の6つの指標で,自己評価もしてもらおうと思っています。




1 事務処理能力


 形式面のミスがないか,事実確認を適時に行っているか,法的見解を間違っていないか,等。
 端的には,PERFECTな仕事ができているか。

 クライアントは,法律事務所にはPERFECTを求めます。
 PERFECTではないということは,お金がもらえないということです。
 お金がもらえないということは,無価値であるということです。

2 スピード


 常に,クライアント様の期待を上回っているか,を自問自答する。
 理想を言えば,クライアント様を「感動させる」スピードになっているか。

3 文章力


 弁護士は「文章のプロフェッショナル」。
 論理性は文章に最も表れます。
 20年,50年,100年後(担当者が変わったとき)にも,一義的で,弁護士として,「世界最高」を標榜する中山国際法律事務所として,誰が見ても恥ずかしくない文書であるか。
 
 単に内容を伝えるだけでは不十分(そんなのは人工知能にもできる)。
 「分かりやすい」「美しい」文書になっているか。
 メールはともかく,特に裁判書面は,弁護士の「作品」です。ビジュアル的な美しさ(音読したときのリズム,心地よさ)も,裁判官の心証に影響します。

 相手方に「刺さる」文章になっているか。
 刺さらない文章は,中山国際法律事務所の文書ではありません。
 
4 コミュニケーション能力(所内と対外)


 (1) 所内
  「明るい企業文化」醸成のために貢献しているか。
  「働きやすい事務所」にするために,自分にできることをしているか。これはまあ,以下のリーダシップにも関わりますが。

 (2) 対外
  クライアント様をINSPIREしているか。
  クライアント様に「またこの弁護士に依頼しよう」と思わせているか。

5 戦略設定能力


 戦術との違いを意識しているか。
 端的には,クライアント様の言うがままの方針を採用して,POST BOXに成り下がっていないか。
 弁護士としてのスクリーニングを掛けているか。リーガルマインドを利用しているか。

6 責任感・リーダーシップ


 言われたこともできないのは下の下。
 言われたことをできる/真似するのは中。
 言われないでもできるのが上。
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