川塵録

「リーガル・ボディガード」国際弁護士・中山達樹の備忘録 ~人生ハ挑戦ナリ~

NOと言えるためには?

2016年10月16日 | 法律
海外で賄賂を要求されたような場合,まずは,それが「適法なファシリテーション・ペイメント」なのか,「違法な賄賂」なのかを区別する必要があります。

違法な賄賂の要求を拒絶する場合であっても,私の経験則上,相当な能力を必要とします。

なぜなら,どうしても「郷に入らば郷に従え」的な雰囲気があるため,「周りがみんなやっている(であろう)ことを自分だけ拒絶する」ことは,難しいからです。

そのような雰囲気の中で,「NO!」と言えるためには,以下が必要になります。

 (1) 英語力

通訳を介すれば,用が足りることもあります。

中途半端に英語等でコミュニケーションをした場合で,相手方の方が英語力で勝るとき,自ずから語学力で押されてしまうことがあります。

語学力で「力負け」しないためには,最低でも,TOEFL100点くらいの英語力は必要と思います。

 (2) 度胸

「周りがみんな従っている雰囲気で,自分だけ拒絶する」ことには,相当の勇気を要します。

周りに流されずに,大勢が参加する会議で,誰よりも大きな声で,その場を支配するような発言をする。そのようなことができる能力も必要と思います。

 (3) 知識

以上のように,英語力や度胸も必要ですが,何と言っても大事なのは,「知識」です。

知識こそが力。「この国ではここまでが適法で,ここからが違法」というような,しっかりした知識があれば,不当な要求に屈することもありません。   

ですから,海外法務に関する知識は,意識して習得しておくことをお勧めいたします。
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