川塵録

「リーガル・ボディガード」国際弁護士・中山達樹の備忘録 ~人生ハ挑戦ナリ~

社会的儀礼と賄賂との区別

2016年10月13日 | 法律

「社会的儀礼」とは,形式的には,公務員に対する贈賄に該当するとしても,いわゆる「心付け」というか「礼儀」の範囲なら,まあ許してしまおうということです。
具体的には,ケース・バイ・ケースなので一概には言えませんが,数千円の範囲,という言い方はできるかもしれません。

タイやベトナムでも,1万円程度以下なら不問に付すという定めがあったことがありました。
また,このような「社会的儀礼」の定めがなかったとしても,実務上は,微々たる金員の授受で立件される恐れは少ない,というのは世界共通といえるようです。

なお,中国は例外で,約17万円の贈賄ではないと立件されない,というガイドラインがあったりします。
大手事務所の中国人弁護士によれば,このガイドラインにはゼロを1つ加えたほうがよい(=170万円くらいではないと立件されないでしょう)と言っていました。

中国における贈収賄の「甘さ」たるや,歴然たるものがあります。
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