Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

熊野三所大神社(2016年12月24日参拝)

2017年01月26日 | 神社
補陀洛山寺の隣に熊野三所大神社がある。

まさに神仏習合の名残りが見られる神社です。


所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜の宮350
主祭神:夫須美大神、家津美御子大神、速玉大神
創建:欽明帝代
社格:村社


【由緒】


古来「渚の宮」「浜の宮王子社」「熊野三所権現」と称せられ、
補陀洛山寺との神仏習合の形態が今に残り本殿のすぐ前で参拝ができる
数少ない神社である。

熊野年代記に欽明天皇廿四年「浜の宮に宮殿出現」とあり、
同三十年補陀洛観音出現とあり。(約一四〇〇年前)
尚天武天皇五年八月大暴風雨「浜の宮王子社流る」とある。
平家物語、維盛入水の頃に「浜の宮と申す王子の御まへより一葉の舟に棹さして」とある。
熊野詣日記(足利義満の側室)に「申の半時に、はまの宮に御つき御奉幣、
御神楽常のごとし」とある。

渚の森(社寺前の森を云ふ)
昔の面影はないが「紀路歌枕抄」にもあり、古来和歌によく読まれた名称の森。
続古今集 衣笠内大臣
「むらしぐれ いくしほ染めてわたつみの 渚の森の 色にいづらむ」


【鳥居】


佇まいは普通の田舎の神社のような雰囲気だが、
古はとても格式の高い神社だったそうです。


【浜の宮王子社跡】



【夫婦楠】




これまた見事な大木。


【神武天皇頓宮跡】




神武天皇は伝説の人物で実在しないとされてますが、
私もその説は正しいと思っている。

だから頓宮も無かったと思う。

そんなことより手前の丸い石がとても気になりました。


【割拝殿・社務所】



【本殿】


拝殿では無く本殿でした。

由緒書きの通り本殿に直接拝めるのは珍しいですが、
そういう神社も幾つか参拝した記憶がある。


【石宝殿】




三狐神。






丹敷戸畔命。


【収蔵庫】


重文の主祭神三軀は本殿では無く、
この収蔵庫に安置されていると思われます。


御朱印は無さそうですね。


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