Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

妙成寺 其の一(2017年8月18日参拝)

2017年09月24日 | 仏閣
続いて日蓮宗の本山である妙成寺へ。

こちらの五重塔がどうしても見たくて、
以前から訪れたかったお寺です。


【風景】


とても旅情を感じさせる風景です。




五重塔はお寺の顔ですね。

もうすぐお寺に到着です。


所在地:石川県羽咋市滝谷町ヨ1
宗派:日蓮宗
御本尊:一塔両尊四天王四菩薩
創建:永仁2年(1294)
開基:日像上人


【縁起】
寺伝によると永仁2年(129年)日像上人は師命により、
京都に妙法を布教する為に佐渡から七尾へ渡る船中、
石動山天平寺の座首満蔵法印と法輪を交わした。

満蔵法師は法華経に感銘を受け、石動山に日像を招き、
全山衆徒の前で法華の教えを説いた。

ところが衆徒は日像の説法に罵言を吐き、暴徒化し二人を襲い、
二人は急いで下山し命からがら滝谷へと逃げ延びた。

日像は鎌倉より携えていた槐の杖を地面に挿し、
「この杖より根が生ずるなら、汝この地に法華の寺を建立すべし」と、
満蔵法印に言い残して京都に向かった。

まもなく杖より根が生え始めたので、満蔵法印は日乗と名を改め、
叔父の滝谷領主柴原法光の助力を得、開山を日像、
自らを第二祖として妙成寺を建立した。

天正10年(1582)能登国の太守となった前田利家から寺領の寄進を受け、
慶長8年(1603)利家の側室寿福院の帰依を受け、
その菩提寺になるなど加賀藩前田家から手厚い庇護を受け隆盛を極めた。

その後、七堂伽藍が完成し寛永8年(1631)には、
加賀藩3カ国の日蓮宗の総録所となった。

日蓮宗の北陸本山で能登随一の大伽藍を持ち、
本堂、五重塔、祖師堂、経堂等、10棟が重要文化財に指定されている。


【総門】


中に大型の無料駐車場と売店があります。


【寺号標】


少し進んだ場所で拝観料を支払い境内へ。

五重塔が見えて期待感が高まる。


【仁王門】




これはいいですね~。

五重塔だけでなく仁王門も実に素晴らしい。

さすが重要文化財だけあります。


【石仏】



【浄行堂】


これはまたゴマラー好みのお堂です。(^^




休憩所のように見えますが
浄行菩薩を祀っているお堂です。




屋根の内側はこんな感じ。


【仁王門】


石段を登っていきます。

足腰が悪い人はしんどいでしょうね。


【仁王像】


江戸時代初期の作で、
かなりの力量の仏師が造ったと思われます。


【経堂】


重要文化財。

後ろに一般の墓地があり、引きで撮影すると墓が映ってしまうので、
何とも苦し紛れに撮影しました。

その奥にある開山堂は墓地の真横でしたので、
撮影はしておりません。


【五重塔】




北陸には五重塔はこの一塔のみ。

とても貴重かつ見事な五重塔です。

重要文化財。


【浩妙院殿墓】


三代藩主前田利常公の長女だそうです。


【寿福院殿墓】


三代藩主前田利常公の生母の墓です。

五重塔の願主がこの方です。


【丈六堂】


古い墓の中を進むと丈六堂というお堂があります。

ここも一般の墓を映さないように苦労する。






中に入ると思わずウォ!っと驚いた。

まさか高さ5メートルもある釈迦如来が祀られているとは。

昔、羽咋市の海岸に頭だけが流れ着き、
それに合わせて胴体が造られたものとか。






左右に二天が祀られていました。


【閻魔堂】



【三十番神堂拝殿】



【三十番神堂】




裏手にも一般のお墓があったので苦しい撮影。(^^;

重要文化財。


【若松】





【紅梅】





とりあえず長くなりましたので続きはまた明日。