Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

唐招提寺(2012年5月19日参拝)

2012-06-24 | 神仏霊場巡拝の道
西大寺参拝した後、メインの参拝となる唐招提寺へ。

本日は唐招提寺で「うちわまき」が行われるのです。
初めて参加するので楽しみ。


【うちわまきとは】
鎌倉時代の唐招提寺中興の祖・大悲菩薩覚盛上人が修行中に蚊にさされているのを見て、
それをたたこうとした弟子に「自分の血を与えるのも菩薩行である」と
おっしゃって戒めたという故事があります。

戒行清廉なるその徳をたたえ「せめて団扇で蚊を払って差し上げよう」と、
上人が亡くなられたときに法華寺の尼僧がハート型うちわを供えたことが始まりです。
上人の命日に執り行われる中興忌梵網会の法要の後、
舎利殿(鼓楼)からうちわがまかれます。

うちわを授かることは病魔退散や魔除けのご利益があるといわれています。



所在地:奈良県奈良市五条町13-46
宗派:律宗
御本尊:廬舎那仏(国宝)
創建:天平宝字3年(759年)
開基:鑑真
中興年:寛元2年(1244年)
中興:覚盛
札所:神仏霊場巡拝の道第24番


【金堂】


国宝。

ここが本当に凄い。

中央に本尊・盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像をメインに、
四天王立像、梵天・帝釈天立像の国宝のオンパレードにうっとり。

叶うことなら網越しではなく近くでゆっくり見たい。

見れたら悶絶もんですね。





【鼓楼】




国宝。

名称は「鼓楼」ですが現在は鑑真和上将来の仏舎利を奉安しているため、
「舎利殿」とも呼ばれています。

本日はここからうちわをまかれます。

金堂前にてうちわの抽選もしていたので当然ながら申し込み完了済。


【講堂】


国宝。

平城宮の東朝集殿を移築・改造されたもの。

中興忌梵網会が行われていましたので堂内を見ることも出来ませんでした。
テレビ局も来ていましたね。


【宝扇】





大滝修治、内藤武志、さだまさし、谷村新司など錚々たるメンバーの
直筆の絵うちわが飾られていました。


【礼堂】


重要文化財。

今日は縁側に絵うちわ百双屏風が展観されていました。


【奉納舞楽】
























とにかく暑かった。

日焼けしちゃったよ。(^^;

うちわまきまで時間があるので境内を散策。


【経蔵】




国宝。

唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれ、
唐招提寺で最も古い建造物であり日本最古の校倉です。


【宝蔵】


国宝。

唐招提寺創建にあわせて建立されたといわれています。


【十三重塔】


経蔵と宝蔵の間にひっそりとありました。
初めて気づいたよ。(^^;


【開山御廟】










鑑真和上の墓所。


【うちわまき】




いよいよ始まりました。

何でも今年は鼓楼西側と南側にて約200本のうちわをまくだけとか。

その参加券は朝9時から先着200名に配布・終了とかで私を含め多くの参拝客は、
うちわまき参加券を持った参加者がうちわを拾う光景を見るだけ。(号泣)

しかも50人ずつに区切ってやっているから迫力も全然なく、
見ている我々はしらけていくばかり。


いつからこんな参加方法になったのよ~?

以前テレビで見た時は大勢の人達が奪いあう光景が映っていたのに。


どうやら奪い合いで怪我をする危険を伴うということで、
予め先着200名のみとなったようです。

怪我をするのは怪我をした人が悪いのであって、
そんなものは自己責任ですよ。

寺が気を使ってそんな規制をすべきではない。

何でも規制規制では息苦しくなるよ。

まったくもって住みにくい世の中になっていきますなぁ。


結局、抽選も外れたので1本1000円で買ってしまったよ。(泣)


【御朱印】


今日は女性に書いていただいたが少しガッカリな墨書き。

以前、男性の方に書いていただいた時は達筆中の達筆で墨書きに惚れたものだが。


【後記】
うちわまきの時にはもう参拝することはないだろう。

この唐招提寺は質実剛健という言葉がぴったりなお寺である。
そんなお寺は参拝客が少ない時にゆっくりと参拝するに限りますね。


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