お酒のブログ~スタッフ日記

酒屋のスタッフたちが、山梨県のワイナリー訪問記、ワインに関するお話、そのほかお酒に関するアレコレを書いています。

山梨ヌーボーとイベント情報

2016-10-17 01:00:34 | FM甲府 ラジオ原稿

今回は山梨ヌーボーとイベント情報です。

山梨ヌーボーは、甲州種とマスカットベイリA種の新酒のこと。

山梨ヌーボーの解禁日(発売日)は、11月3日です。

2008年から11月3日に設定されました。

甲州種は山梨80余りのワイナリーのほとんどが作る白ワイン。

江戸時代には、勝沼で作られていたことが色々な文献で紹介されています。

明治維新後の殖産興業で、勝沼でワインの醸造が始まったときには、甲州種がメインになりました。

遺伝子の解明で、甲州種はヨーロッパからシルクロードを経て、日本に伝来したことが推測され、ワインに適した欧州系品種です。

OIV(国際ぶどう・ワイン機構)に、日本の葡萄として、初めて登録され、ワインのラベルに「甲州」と記して、輸出ができます。

マスカットベイリA種は、明治時代、新潟の富農、川上善兵衛氏が品種改良したもので、遺伝子の研究で、半分以上が、欧州系品種の系統であることが判明しています。

マスカットベイリA種も、OIVに登録されました。

日本固有の赤ワイン品種では、日本で最も栽培されています。

2008年に、山梨ヌーボー解禁日、を11月3日に制定したのは、山梨県です。

以前の発売日は自由で、各ワイナリーバラバラだったけど、①山梨ヌーボーと名称を作ったこと、②発売日を11月3日に統一、③11月3日を解禁日と名乗ることで、マスコミに取り上げられるようになりました。

もちろん、山梨ヌーボーは、ボジョレーヌーボーの真似です。

ボジョレーヌーボーの解禁日は11月の第3週。

山梨ヌーボーは、ボジョレーより早い解禁日なので、日本中のマスコミに取り上げで欲しいですね。

さて、イベント情報です。

11月3日の山梨ヌーボー解禁日には、東京・日比谷公園で、山梨新酒祭りが開催されます。

同じイベントが、11月11、12日には、山梨・小瀬スポーツ公園でも開催されます。

日比谷は、5000人限定、10枚チケット、つまみつきで2000円。

山梨は、10枚チケット1000円、山梨県民の日記念イベントの一環です。

新酒祭りでは、37社のワイナリーが参加。

各社2品の新酒ワインの試飲、即売会ですが、意外にも、甲州種とマスカットベイリA種の2品を共に出品するのは、8社だけです。

甲州種を出すのは、23社あるのですが、マスカットベイリA種を出品するのは10社です。

他のワインは、デラウェア8社、アジロンダック6社、巨峰5社など12種類のワインが用意されます。

そのうち、巨峰を除いたロゼが4種類、スパークリングも4種類あります。

11月3日は、山梨ヌーボー解禁日なのに、どうして全社、甲州種とマスカットベイリA種を用意しないのか。

その理由を考えると、

①マスカットベイリA種が、間に合わないワイナリーが多い。小さなワイナリーでは、設備や人手も少なく、マスカットベイリ種の新酒は、もっと後になるところが多い。イケダワイナリーは11月中旬、新巻葡萄酒は12月ということです。

②マスカットベイリA種を作っていないワイナリーもある。または作っていても、新酒に回せるだけ作っていない。塩山洋酒のメインの赤は、ベリーアリカント。マスカットベイリAも作っているが、そちらはブレンド用。甲斐ワイナリーは作っていません。

③山梨ヌーボー設定より、新酒祭りの方が歴史がある。よって、山梨ヌーボーのイベントではなく、新酒ワインの祭りというスタンス。

ということで、新酒祭りでは色々なワインが飲めます。これも、山梨のワインの良いところですね。

12社が参加する笛吹市のワイン会は、山梨ヌーボー解禁カウントダウンパーティを開きます。

去年までは、石和町の足湯広場が会場でしたが、足湯広場近くのホテル「きこり」の駐車場がメイン会場です。

イベントの内容が一新され、カウントダウンパーティだけでなく、11月2日の夕方から、いろいろなイベントがあります。

①ワイナリーとの集いが、6箇所のホテルで。

②ワインセミナーが3箇所のホテルで。

③歌声交流会。

④婚活パーティ。

⑤街のコンシェルジェによる、石和の飲食店めぐり。

⑥石和の街中案内。

以上がカウントダウンまでに行われます。

さすが、観光地の石和。ワイナリーと観光のプロがタッグを組んで、カウントダウンを盛り上げます。

最後のイベント紹介は、ワインツーリズムです。

11月5日(土)、6日(日)の2日間。5400円、2500人限定です。

5日は勝沼、塩山方面。

6日は、笛吹、甲府、甲斐方面。

バスが運行されますが、どこに行くかは参加者の自由。

事前に、計画して回ることをお勧めします。

このイベントの凄い点は、参加ワイナリーが59社ということ。

山梨のワイナリー80社余りのうち、一般に市販しないワイナリーが10社くらい、ツーリズムで回れない、離れた所にあるワイナリーが10社くらいあるので、それを除くとほとんどのワイナリーが参加しています。

ねらい目は、小さなワイナリーです。小さなワイナリーは、普段は気軽に訪問できない所もあります。そういうワイナリーに行けるチャンスなので、是非小さなワイナリーに行って欲しいと思います。

 

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