東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

原子記号のはなし

2017-05-23 14:30:50 | 理科の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中2の理科では原子記号を勉強していて、生徒たちはそれらを覚えるわけですが、塾生を見ていると原子記号の暗記はそれほど苦行ではないようです。(水素からカルシウムまでといくつかの金属原子の合計25種ですが)

実際、「水兵リーベ~」などの語呂合わせと演習数回で、勉強時間にすると1時間前後で覚えてしまいます。

これらの中2生が暗記しているアルファベットで構成された原子記号を考案したのは、スウェーデンの化学者ベルセリウスで、それは1813年頃のことです。

それ以前には、イギリスの化学者ドルトンが、その著書 “A New System of Chemical Philosophy” (1808年)で、下の図のような、図形を用いた原子記号を発表しています。


▲図.ドルトンの発表した原子記号

図の上段の左から
水素、窒素、炭素、酸素、リン、硫黄、(不明)、(不明)

中段の左から
ナトリウム、カリウム、ストロンチウム、バリウム、鉄、亜鉛、銅、鉛

下段の左から
銀、プラチナ、金、水銀
になるようです。

ドルトンの原子記号は、覚えるのはともかく、書くのが大変そうです。

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