こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
昨日中3の塾生の英語に、 bring (連れて来る) を使う和文英訳問題があったので、今回は bring と take の使い分けについて取り上げます。
「ENGLISH EX」(高山英士著) には、bring、 take、 carry の使い分けが簡潔にまとめてあって、そこには、
bring : 自分(=話し手)と相手(=聞き手)の間の往来を表し、相手が自分の所に持って[連れて]来る場合と、自分が相手の所へ持って[連れて]行く場合に用いる
take : 自分と相手のいない所へ持って[連れて]行く
carry : 持って[連れて]行く方向に関係なく「運ぶ」「携帯する」という意味
とあります。
一方、「オックスフォード実例現代英語用法辞典」には、
(1)話し手や聞き手がいる場所への移動を表す場合に bring を用いるが、他の場所への移動を表す場合は take を用いる(ENGLISH EXと同じです)とあり、例文として、
This is a nice restaurant. Thank you bringing me here.
(ここはいいレストランね。連れて来てくれてありがとう) [×Thank you taking me here.]
や
Let’s have another drink, and then I’ll take you home.
(もう一杯飲んだら、家に送っていこう) [×...and then I’ll bring you home.]
などが挙げられています。
さらに、
(2) bring は、話し手や聞き手のいた、あるいはいるであろう場所への移動を述べるのに用いることができる
(3) 移動そのものが take で表わされている場合でも、話し手・聞き手がその移動に参加するなら bring (with) を用いることができる
(4) (話し手や聞き手ではなく)第三者を話題にしている場合、ときにはその人物が話題の中心になることがある。その場合は、その人物がいる(いた、またはいることになる)場所への運動を表すために bring を用いるが、これは物語にしばしば現われる用法である
と続き、最後に、
(5) アメリカ人はイギリス人が take をつかうところで bring をしばしば使う
とあって、少し笑ってしまうところですが、やはり、ENGLISH EX や オックスフォード実例現代英語用法辞典(1)~(4)に従って使い分けるのがよいでしょう。
昨日中3の塾生の英語に、 bring (連れて来る) を使う和文英訳問題があったので、今回は bring と take の使い分けについて取り上げます。
「ENGLISH EX」(高山英士著) には、bring、 take、 carry の使い分けが簡潔にまとめてあって、そこには、
bring : 自分(=話し手)と相手(=聞き手)の間の往来を表し、相手が自分の所に持って[連れて]来る場合と、自分が相手の所へ持って[連れて]行く場合に用いる
take : 自分と相手のいない所へ持って[連れて]行く
carry : 持って[連れて]行く方向に関係なく「運ぶ」「携帯する」という意味
とあります。
一方、「オックスフォード実例現代英語用法辞典」には、
(1)話し手や聞き手がいる場所への移動を表す場合に bring を用いるが、他の場所への移動を表す場合は take を用いる(ENGLISH EXと同じです)とあり、例文として、
This is a nice restaurant. Thank you bringing me here.
(ここはいいレストランね。連れて来てくれてありがとう) [×Thank you taking me here.]
や
Let’s have another drink, and then I’ll take you home.
(もう一杯飲んだら、家に送っていこう) [×...and then I’ll bring you home.]
などが挙げられています。
さらに、
(2) bring は、話し手や聞き手のいた、あるいはいるであろう場所への移動を述べるのに用いることができる
(3) 移動そのものが take で表わされている場合でも、話し手・聞き手がその移動に参加するなら bring (with) を用いることができる
(4) (話し手や聞き手ではなく)第三者を話題にしている場合、ときにはその人物が話題の中心になることがある。その場合は、その人物がいる(いた、またはいることになる)場所への運動を表すために bring を用いるが、これは物語にしばしば現われる用法である
と続き、最後に、
(5) アメリカ人はイギリス人が take をつかうところで bring をしばしば使う
とあって、少し笑ってしまうところですが、やはり、ENGLISH EX や オックスフォード実例現代英語用法辞典(1)~(4)に従って使い分けるのがよいでしょう。