くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

マナー

2017-06-09 22:52:07 | 釣行記
渓流釣りにはマナーというか、釣り人同士の"暗黙のルール"………みたいなものがある。


以前………



約6~7年前、ルアーフィッシングを始めたばかりの頃、私はそんなルールなどまったく無視の礼儀知らずなヤツだった。
餌釣り、フライ、ルアー、様々なスタイルがあるけれど、基本的には下流から上流へ登っていくことが多い。
渓流魚は気配に敏感。
自分よりも先に、誰かに川を歩かれてしまえば、釣れる確率は格段に少なくなってしまう。

なので先行者が居るのが分かれば、その渓から退散し他の渓を探すか、先行者の後ろで我慢の釣りをするか、どちらかの選択をしなければならない。


以前の私(6~7年前)は
『そんなの関係ねー!
チンタラと釣ってるヤツが悪い、先に行かせてもらうぜ。』



………みたいな感じの時があった。
今更ながら『我ながらオラオラだな、恐いわ。』…………と思う。

自分勝手、当時の私はそんな暗黙のルールがあることなど知らなかったが、経験を重ねていくにつれて、先行者を追い抜くことが、どれ程のマナー違反だったのかを感じ、反省している。。。




今日はまた森の中へ。







開始から一時間以上、まったく反応がない。。。






おかしい。。。






まさかこんな森の中に先行者あり……か?




…………などと考えながら、まるで沢登りのように岩をよじ登り、キャストを繰り返していた。




約2時間後………




ようやくヒット。






22~23㎝ぐらいだろうか、イワナくん。




それからしばらく上がっていくと………





やはり思った通り、のべ竿を構え、餌を垂らしている釣り人の姿が上流に見えた。






…………「あちゃー(>_<)、やっぱりか。どうしようかなぁ…………。そのまま引き返そうか。」



と思ったけれど、こんな人気(ひとけ)のない森の中で人と会うとはね。挨拶ぐらいしておくか
………と思い直し、餌師に近づき声をかけてみた。

私:
「こんにちはー、どうですか?」


餌師:
「まぁまぁですね。」



餌師:
「それは、どうやってやるのですか?」

と、その方に私の持っているタックルを指して聞かれたので、私はルアーの投げ方、寄せかたなどを餌師に軽く説明した。

餌師:
「へー。そうなんだー。
ルアーでも釣れるもんなんですかー。」


私:
「私も昔は餌釣りやってましたよ。」



…………などと、しばらくその餌師と話し込んだ。



するとその餌師のオジサンは、





『良かったらどうぞ、先に行ってください。』




…………と私に言うではないか。




一瞬、『ラッキー😆💕』………と思ったけれど、私が先に行き、ザブザブとこの狭い川を歩いてしまえば、このオジサンはきっと今までのようには釣れなくなってしまうだろう。。。


『いや、私は下りますから、気を付けて上がって行って下さい。』

うしろ髪を引かれる思いも少しはあったが、そう挨拶してからその場を後にした。







そして、帰り道に少し立ち寄った別の川で良いサイズのイワナの引きを味わうことができた。
(測ってないけど、泣き尺ぐらいかな)

ヒットルアーはコレで
ハンドメイド5㎝、3.5g











…………………そういえば、あのオジサン。




無事に脱渓したかな?




あんな場所に一人で入るのはオレぐらいだと思っていたが………

やっぱり同じ釣り人同士、もし出会った(出会ってしまった)ならば、挨拶ぐらいはしたほうが気持ちいいですよね。お互いに。






6~7年前よりは"釣り人"としては少しは成長できたかな( ̄▽ ̄;)ハハ




タックルデータ
ロッド: 天龍 レイズ53UL
リール: Abu カーディナル3

ライン: PE0.8号
リーダー: フロロ5lbと8lb

ルアー: ハンドメイド50S



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