高橋のブログ

不定期に..

【2016.9.9 小澤征爾音楽塾「子どもと魔法」を聴く】

2016-09-13 07:42:48 | 日記
原語上演、字幕スーパー

子ども:マリー・ルノルマン
肘掛椅子/木:駒田 敏章
母親/中国茶碗/とんぼ:牧野 真由美
火/お姫様/うぐいす:アナ・クリスティ
雌猫/りす:清水 多恵子
大時計/雄猫:町 英和
ティーポット/小さな老人/雨蛙:ジャン=ポール・フーシェクール
安楽椅子/こうもり:栗林 瑛利子
羊飼いの娘/ふくろう:藤井 玲南

指揮:エリック・ミーリア
演出:デイヴィッド・ニース
装置・衣装:サラ・G・コンリー
照明:高沢 立生

演奏:小澤征爾音楽塾オーケストラ
合唱:OMF合唱団、OMF児童合唱団
合唱指揮:松下 京介
児童合唱指揮:佐原 玲子

去年と同じメンバーはオケ、合唱以外は次の方々。

駒田敏章、清水多恵子、町英和、栗林瑛利子、藤井玲南、デイヴィッド・ニース、サラ・G・コンリー、高沢立生

指揮のミーリアは録音も含めて全く知らない指揮者。研鑽中のようだが、まだこれからという印象の指揮者だった。
全体をバランスよく鳴らしてはいたが、それがオペラとしていいのか、悪いのかはまた違う話だろう。
ルノルマン、クリスティは見事な演技・歌唱であり、日本人では昨年に引き続き、清水の安定した歌唱が印象に残った。

オケでは金管に少し粗さがあり、それはここ数日の連続演奏の疲労によるものかは不明。弦に関しては申し分なかった。
また演奏前の楽器紹介は中学生向け公演の際に行ったものをそのまま再演。
クラリネットパートのスーパーマリオのテーマについては、9日公演では年輩の聴衆にはウケも少なく(知らないだろうし)、
そこは仕方なし。

演奏を聴いて、まぁ良かった!という印象。落ち着いて考えると去年の演奏の方が良かったかもしれない。

なお、練習には小澤が何度か立ち会ったようだが、彼がこの曲で最も重視したのは、「薔薇の芯よ」という場面だったらしい。
静かな幻影的場面でもあり、

「薔薇の芯よ、白百合の香りよ・・・」

と歌われる場面。

「子どもと魔法」はこの夏、松本で6回演奏された。時には午前11時と午後3時の2回も。

短いオペラとはいえ、短期間で集中的に演奏する経験が出来たのはこの小澤塾メンバーにとってはいい体験だったと思う。
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