まだまだ序の口。
それでも雨引山下の展望台からは、和歌山紀ノ川が遥か下に。
奉納登山1回目の、和歌山の龍門山から見た時と同じ景色。
目の前に、高野町石道最初に立ちはだかる雨引山。
今回最初からひっかかっていた名前で、
しばらくすると・その予感が的中!
出発が遅れたせいで、早くも折り返し地点を考えなくてはいけない時間に。
道は薄暗い山の中に入ったところで、丁度六本杉と雨引山への分岐点にさしかかる。
昔は大きな六本杉がそびえていたと言う場所。
でも・迷わず、雨引山を選ぶ。頂上まであと400メートル。
名前の感じから・昔はお大師様が雨乞いの護摩なんかを焚いたりした場所かな・とか話しながら登る。
すると・
突然頂上に現れる「善女竜王」の石碑!!!!
出た!!
こう言う事だったんだ・・・・・
もちろん・間違いなくここで演奏しなさいという事で、
これが今回たっぷり時間があったら、大門を目指し辿り着けなかったであろう、
どの地図にも紹介されていない場所。
台風のせいか・鉄柵が大きく倒れ、壊れた宝塔や灯篭がある。
その向かい(西側)には、昔は明らかにお堂か祠があったであろう・
今は笹でぼうぼうの荒地が存在する。
善女龍王は、弘法大師が京都の宮中にチベットより降ろした龍神で、
奈良の春日を経て、今は室生の龍穴に住まわれる。
私も去年、その龍穴神社で大変不思議な体験をさせて戴き、
宮司さんともお会い出来・奉納演奏の話まで進んでいながら、
そのままになっている・ずっと気になっている場所。
お大師様は雨乞いする時、善女龍王の掛け軸を掛けて行ったと伝えられる。
きっとここも、重要な場所だったんでしょうね。
昼ごはんのおにぎりと飲み水をお供えし、
【雨引山 善女龍王 灌頂 奉納演奏】
が・
始まる!