生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

竹と成長

2016-06-09 03:09:51 | 日々の暮らし
私は竹が大好きです。
竹藪の中に住みたい位です。

毎朝犬の散歩に行きますが、竹藪の前を通るといつも止まって竹藪の空気を味わっています。

竹の子がたくさん生えてきています。

長く伸びた竹の子は不用と、折った人がいます。

いつものように、私は手頃の堅さの竹を持ち帰ります。

しっかり乾燥させてから、その繊維を筆にしたり、棒にしたりして再生できるかもしれないから。
(本来はしっかり成長した竹を切りたいのですが私の竹藪ではありませんので)



そんなオリジナルな筆で書を楽しんでいます。

竹に魅せられています。

萩原朔太郎の「竹」を紹介します。

『光る地面に竹が生え

青竹が生え

地下には竹の根が生え

根がしだいにほそらみ

根の先より繊毛が生え

かすかにけぶる繊毛が生え

かすかにふるえ。


かたき地面に竹が生え

地上にするどく竹が生え

まっしぐらに竹が生え

凍れる節々りんりんと

青空のもとに竹が生え

竹、竹、竹が生え。』

りんりんと垂直に伸びる竹の鋭さと、

節々の強さと、

地面を突き抜けて生えてくる生命力と、

竹の繊毛の柔らかさに感銘していたので、


この詩に惹かれています。

竹の話は尽きないので、このへんにして。


今日は「成長」について述べたいと思います。

仏道をならうというのは、自己をならうこと。

自己をならうというのは、自己を忘れることです。
 
いまの自分に執着せず、つねに現状の自分を打ち破り、

何ものものにも束縛されない新たな心、自由な心を得ることです。

(道元)


昨日の自分はもう過去の人。

人は学び、習うことで
必ず進歩します。


昨日と同じ自分はそこにはいないと述べています。

日々学び努力することで、

地を突き破る竹のごとく、

人は成長するのです。


今日の佳き日に


合掌


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